先週の通院の記録になります。
いつもは一人ですが、この日は、母が付き添いで来てくれました。

病院に着くと、初めに採血をしていただき、その後診察時間までの間、昼食を摂るのですが
つい、いつも同じものを買ってしまいます
レストランやカフェも1、2回利用したことがありますが、結局、コンビニの鮭いくらおにぎりと、レタスハムサンドに落ち着きます。
験担ぎみたいなものですね
腫瘍マーカーは今月も上昇傾向でした。
※CA15-3
前々月 54.1(前月比+3.7)
前月 67.7( 〃 +13.6)
今月 93.6( 〃 +25.9)
今月も、ベージニオの減量はせず、150mgで治療継続となりました。
診察室に入り、先に血液検査の結果を聞いたあと、先月の体調不良を報告しました。
今回はあまりに副作用が辛くて、治療を続ける自信がなくなりました、と話したところ
副作用が強く出て薬の服用を続けることが難しいときは、一度中断して良いですよ、と主治医
身体が弱ってしまい、薬を使用できなくなるということは避けたい。
状況により、自分の身体と相談しながら服用を一時中断し、体力の回復を待って再開すれば良い。
休んだ回数を次の診察日に報告してもらえば良いから、と言うことでした。
そう言えば、過去にも同じようなやり取りをしたことを、その場で思い出しました
記憶力の衰えに不安も重なって、とにかく飲み続けなければ、と強迫観念にかられていたのかもしれません
主治医は、年齢は見たところ若いですが
いつも淡々と落ち着いた話し方で、言葉に感情を現すこともほとんどなく、質問に対しては、丁寧に明確に答えてくださります。
以下、母からの質問に対しても、分かりやすく答えてくださいました。
私はアレルギーがあるため、CTを撮る際に造影剤を使用できないのですが、
Q.造影剤を用いないことより、精度が落ちて、小さな転移があっても見逃してしまうのでは、と伺うと
→その可能性はある。
Q.超音波検査など、CT以外の検査を試してみることはできないか
→超音波検査で小さな変化を見つけても
それが転移によるものかどうかを判別するのに、ある程度の大きさにならなければ判断できないことが多い。
その頃には、造影剤を用いずとも、CTでもそれを確認することができると考える。
浸潤性小葉癌は、乳がん全体の約5%の特殊型で
しこりができにくく、発見されにくい特徴がある。
(握りこぶしを見せて)
こういうタイプのしこりなら見つけやすいのだが、
(机の上に紙を一枚置いて)
横に薄く拡がっていくタイプなので、やや見つけにくい。
画像に映らず腫瘍マーカーだけが上がり続けて、あるとき突然、腸閉塞や胆管狭窄を発症してしまうこともある。
Q.ベージニオの効果がなくなったとき、次の治療は
→抗がん剤となる。
初期治療で使用したFECやドセタキセルのような強烈な薬ではないが、今のベージニオよりはQOLは落ちるだろう。
乳がん治療のガイドラインでは、腫瘍マーカーの上昇し始めの段階で、画像に映らない状態において、治療を変えることは推奨されない。
次の手を考える目安としては、マーカーの値が200を越えたあたり。
その時点でタイミングが合えば、試せる新薬があるかもしれない。
合わなければ抗がん剤に変更となるが、新薬は抗がん剤を使用していると使えないため、慎重に判断したい。
Q.大豆イソフラボンは摂っても良いですか?
癌に負けないために、他に食べた方が良いものはありますか?
→大豆イソフラボンは、過度な量でなければ、ホルモン治療に差し障りないので摂って構わない。
身体に良いと思うものは、何事も限度を超えなければ、取り入れて差し支えない。
頼りない記憶力で思い起こしていますが、概ねこのような内容でした。
ここ数か月は、もやの中を歩いているような心境でしたが
進むべき道が現れて、また頑張って行こう、と気持ちを新たにすることができました。
(以上は個人の病気に関する話であり、どなたにも当てはまるものではありません。参考としていただくにとどめていただけると幸いです
)
次回診察日は5週間後の12/15です。
朝晩寒くなってきたので、温活と腸活を心がけ、引き続き免疫力アップしていきたいと思います
お読みくださり、ありがとうございます
