退職後の転移と現在の治療について書いています
※仕事について
2019年3月末日、21年間お世話になった仕事を辞めました
子どもの保育園送迎のため時短勤務でしたが、仕事を処理しきれずに少しずつためてしまい、更に病気になって休むことになり、上司同僚に多くの迷惑をかけてしまいました
6か月間の休職後、決意して復職しましたが、自分が思う以上に体力気力が落ちていて、新しい仕事を覚えるのにも時間がかかり、周囲に謝ってばかり…
平日はほぼワンオペでしたので、時間に追われてイライラしては、子どもにきつく当たり、自分は何のために仕事をしているのだろうと自己嫌悪に陥る日々でした![]()
仕事は好きで、誇りを持っていましたが、限界を感じて退職を決めました
闘病しながら社会復帰している方もたくさんいるのに…と自分が情けなくなることもありますが、結果的に良かったのだと、今は思っています
※転移の発覚と転院
術後一年のCTと骨シンチをクリアした後は、3か月ごとの通院になりました
2018年12月は問題なく、
2019年3月に腫瘍マーカー(CA15-3)が基準値を上回っていたことを、6月の診察日に聞きました
(病院では血液検査結果が当日中に出ず、次回診察日に聞くことになっていました)
後日CTを撮影した結果、背骨への転移がわかり、CA15-3は300を越えていました
主治医は今後の治療について、
骨転移したということは、癌が全身に散らばっているということなので、これからは癌をたたく治療はしない、QOL(生活の質)をできるだけ下げずに、病気の進行を抑えつつ生存期間を延ばしていくかを考える治療になる、と
受け入れることができませんでした
癌を見つけてくださり、治療してくださった先生方や看護師さん、検査技師さん、病院関係者の皆さんには、心から感謝しています
でも、まだ子どもも小さいので、QOLの心配をして治療の手を弱めたくない、積極的に治療したい、とセカンドオピニオンを希望しました
2019年7月末、セカンドオピニオン先の病院で治療を受けられることになり、現在に至ります
主治医には、抗がん剤終了後一年以内の転移は、増殖力が強い方であると言えると、治療方法はベージニオまたはイブランスを提案されました
特に出る副作用として下痢か白血球減少かで考えて、ベージニオを選択しました
開始して1か月のときに一週間の休薬がありましたが、それ以降は休薬も減薬もせず、150㎎を2年4か月、続けられています
転院時に310あったCA15-3も順調に下がり、ありがたいことに、ここ1年以上基準値内を維持できています
私にはベージニオが身体に合っていてくれたこと、そして仕事の過労とストレスがなくなったことで、癌の増殖スピードが落ち、良い状態を保てているのかもしれません
お薬に、感謝です![]()