自分の記憶の為に
ピーターに出会うまでを
残します
嫌な気分になられる方も
いらっしゃるかもしれません
その時はお戻り願います
m(_ _)m
実家にいたとき
田舎だったから
番犬として
犬を飼っていました
街中に嫁いできたら
夫はペットに批判的でした
ご近所から
犬の鳴き声が聞こえる度に
「近所迷惑だ」と言い捨てます
庭をノラ猫が横切ると
わざわざ庭に出ていって
庭ジャリの小石をぶつけます
「やめて」と伝えますが
聞く耳を持ちません
大正生まれの義父も
同じことをしてました
環境……だったのでしょうか
娘が幼児の時に
『ペットを飼いたい』
と言うと
夫「(自分が小さくて)
世話できないでしょ?
幼稚園に入ったらね」
幼稚園児になって言うと
夫「小学校に入ったらね」
小学生になって言うと
夫「高学年になったらね」
→「高学年になったら」
→「中学生になったら」
→「高校生になったら」
成長しても
階段の上に上に
「許可」が掲げられ
いくら登っても届かない
高校生になった娘に
夫「実は、お父さんは
動物が嫌いなんだ」
多分、この時から 娘は
父親の言葉を
信用出来なくなったかもしれません
以前、講師をしていた時
生徒さんから
自宅で孵化した鳥を頂きました
『頂いたので』と伝え
夫は仕方なく黙認した様子でしたが
私の妊娠が分かると
「鳥から伝染病が移るかも知れない」と言い
私に伝える前に
知人へ譲ってしまいました
その後、遊びに来た
元生徒さんに伝えたら
とても寂しそうにして
もう二度と遊びに来ませんでした
……
……
……
2019年春
鳥と犬を飼っている友人宅に
他家の多頭飼いで生まれた
垂れ耳うさぎがやってきました
可愛くて
『(飼えて)いいなぁ~』
と撫でていたら
「同様に貰ったことにして飼っちゃえば?」と
アドバイスをくれた
聞けば
声帯が無いから鳴き声しないし
牧草食べるから
糞もクサくないと
(実際は少し臭かったけど)
その説明をプラスして
『友人宅で生まれて
貰い手を探してるんだって』
と嘘をつく
でも
誰かに迷惑かける嘘じゃない
そう考えたら
何だかワクワクしてきて
友人の案内で
ペットショップ巡りをした
垂れ耳うさぎも可愛いけど
私はピーターラビットの様に
立ち耳うさぎが好きだった
調べたら
ネザーランドドワーフ
毛の色も
ピーターラビットの様なオレンジ
あるショップで
見かけたのは
岡山からの女の子と男の子
迷ったけど
名前「ピーター」にしたかったから
男の子を選んだ
店舗ケージ内
2019年 7月6日
我が家へやってきた
ちっちゃくて丸いピーター少しリラックス
可愛いお目目
ケットもお家も
ピーター用に購入した
これもピーター用
今は残された物を見ると
思い出して辛い
正面からのキョトン顔と
気を付け!みたいなお手々
被り物・トナカイ
ピーターがどう思うかより
飼い主の自己満足だったね
遠出にも連れ出した
那須のコピスガーデンへは2度
離れた道の駅へも何度か
一番遠かったのは
さいたま市の調(つき)神社
色々連れ回してた
でも、仕事や会合
買い物等では置いていく
家に置いてきても
夫は構うことをしないから
私が帰宅するまでは
ピーターは1人で
電気も点かない暗い部屋で待っていた
ピーターの相手は
私しかいなかったのに
私は
自分の時間が空いた時にしか
構ってあげなかった
自分中心だった
寂しい思いをさせてしまったなと
もっとナデノデしてあげれば良かったと
他の飼い主の所なら
飛んだり跳ねたりして
元気に長生き出来たかも知れないと
もっと早く気付けばと
手術等を検討していればと
色々思い出しては申し訳なくなって
「ごめんね」って
そして
側に居てくれて
楽しい想い出を
「ありがとう」って
今は
そればかり繰り返しています
苦しいです
悲しくて苦しい
申し訳なくて
悔しい
でも
悲しくてダラダラ過ごしていたら
「ピーターのせい」
になってしまうから
いつか また
兎さんをお迎え出来る様に
物を片付けて
断捨離して
兎さんの為の1部屋が作れたら
それは
「ピーターのおかげ」
になれるから
だから
クヨクヨしないで
メソメソしないで
『頑張らなくっちゃ!』
と
自分に言い聞かせて
動いています
『頑張らなくっちゃ!』
『がんばらなくっちゃ!』
……
……