トンのことが好きになってからというもの、毎日がトン一色で、
あんなに大好きだった映画を見ることに時間を割くこともなくなっとりました。
(我ながら極端過ぎるわ)
幸い最近になってその時間が出来ましたので。>自虐
思い出したようにまたちょこちょこと映画を見ています。
『死ぬまでにしたい10のこと』という作品が好きで、
見よう見ようとずっと思っていた同監督の『あなたになら言える秘密のこと』。
その“秘密”は、なんとなく想像していたものではあったけれど、
想像していた以上に辛かった。
「好きな映画」と「忘れられない映画」っていうやつはイコールの場合もあるし、そうではない場合もありますよね。
『あなたになら言える秘密のこと』は後者かなあ。
ただ、これからもずっと消えない傷みたいな強烈なものではなくて。
私にとって消えない傷っていうのは
『奇跡の海』や『ダンサー・イン・ザ・ダーク』なんだろな。
ほんとラース・フォン・トリアー、この野郎。
思うぐらいな傷ですよ。
奇跡の海で懲りた筈なんだから、見る私がいけないんだけどさ。涙
映画を見たときの気持ちにトリップ出来るサントラが好きで。
手前は『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のサントラ。
奥は世界で一番好きな映画監督クシシュトフ・キェシロフスキの二枚。
ダンサー・イン・ザ・ダークの劇中でビヨークと男優さんが歌っていた曲をサントラではトム・ヨークが歌っています。
もう、、、
この『I've seen it all』がほんとにやばい。
元々人の気持ちを静かにかき乱すような歌声のトムたんが、さながら全てを甘受し野生の馬に寄り添うが如くです。
(ビヨークは馬かいな)