闇の中に一点。
僕の黒さ、闇を強調するかのような、
気付かせるような、
僕がとても辿り着けないような。
強くて、強くて、強すぎる白さ。
僕がなり得たくないような、白さ。
白と黒は紙一重。真っ白すぎる白はもはや闇。
今夜の満月は好きじゃないかな。
黄色がかった、そんな月のが僕にはお似合いだ。
薄汚れた、そんな方がね。
周りの闇を強調するだけの白さなら僕は要らない欲しくない
切なさと淋しさを思い出させるだけの月なんて、
陳腐。
そんな今宵の月よ、月夜。
P.S. 僕は僕で生きていく。今までも、今も、これからも。
僕を僕の中に握り締めて歩いてく。