あの頃、君は僕のすべてだった あの頃 この手はずっと離れないと思っていた 君を掴んでいた僕の小さな手が 虚空を彷徨い叫んでる 「行かないで」 出会いと別れを繰り返し大人になる そんなありふれた関係など二人には無縁だと思っていた だって僕は離れない 僕から手を離すことはない 空虚になった手を広げ いつでも君の居場所を作っている あの頃 君は僕のすべてだった 今も そして これからも