それが悪いか chapter22 | infection  ~YooSu~

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YooSuが大好き!なじゅんじゅんのブログです。腐の気があるので気をつけて。

「見た?」

 

 

「もちろん」

 

 

「幸せだよね」

 

 

「幸せだね」

 

 

「こんな日が来るなんてね」

 

 

「春を信じていて良かったね」

 

 

「正に信じる者は救われるだね」

 

 

「うん。私、しずくと友達で良かった。この喜びを分かち合えるんだもん」

 

 

「私も真夏が友達で幸せ」

 

 

しずくと真夏はふふっと笑いあい、肩をすくめると二人同時に言った。

 

 

「私達、春みたいにラブラブ♪」

 

 

 

 

「こんなことってある?」

 

 

「夢、じゃないよね」

 

 

ヨンはユンのほっぺたを軽くつねった。

 

 

「痛いよ、ヨン」

 

 

「夢じゃないね」

 

 

「そうだね」

 

 

ユンは怒りもせず、にっこりと笑った。

 

 

「まさか、あの写真のおかげとか」

 

 

「うんうん、あり得るね」

 

 

「私達、春ファンに貢献したよね」

 

 

「したした。て言うか、自分に貢献したわ」

 

 

ユンとヨンはこれ以上ないほど、目尻を下げてにやけると言った。

 

 

「私達、春ファンの鏡だわ♪」

 

 

 

 

「皆、興奮してるなぁ」

 

 

ハルハルは凄まじい数のコメントに一つ一つ返信しながら呟いた。

そう言うハルハルも終始上機嫌だ。

春のファンサイトは、どこも活況を呈していた。

ハルハルのブログも、あの話が発表されてから、新規の読者も増えている。

今まで読み専だった読者からも、繁くコメントが入るようになった。

返信は大変だけど、楽しい作業だ。

しかも、それが喜びばかりのコメントなら尚更だ。

情報を収集するのは他のブログに任せて、ハルハルのブログではもっぱら妄想に終始している。

 

 

「しかし・・・」

 

 

ハルハルは盛り上がりの原因の春の写真を眺めながら言った。

 

 

「見たいと思っていたものが見られるなんてね。夢って叶うんだね」

 

 

 

続く