それが悪いか chapter20 | infection  ~YooSu~

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YooSuが大好き!なじゅんじゅんのブログです。腐の気があるので気をつけて。

「まさかと思ってびっくりしたわ」

 

 

ハルハルの言うように、オフ会に参加した誰もが驚きを持ってユンとヨンを迎え入れた。

春ファンのユンとヨンは、ずっとハルハルのブログを読んでいたらしい。

匿名だからと、ある日コメントを残してからのめり込んだそうだ。

二人の気持ちは良く分かる。

春ファンにとって、ハルハルのブログは唯一自分を偽らないでいい場所だ。

来る人は皆、春ファンだから、何を書き込んでも同調してくれる。

そして何よりハルハルが大歓迎で迎え入れてくれるから、居心地がいい。

何度もやり取りするうちに、会いたくなるのも当然だと思う。

ただ、アイドルがここに来るには、かなりなハードルがあっただろうに、ユンもヨンも、他の春ファンと全く変わらない。

 

 

「春ファンにアイドルも何も関係ないもん。ねっ、ヨン」

 

 

「うんうん、そうだよ、私達ハルハルのファンだしね。ねっ、ユン」

 

 

二人はそう言って、頷いた、

ハルハルは恥ずかしそうに頭を掻いた。

 

 

「ねっ、二人は間近で見てるよね。ぶっちゃけどうなの。春って・・・」

 

 

「あれは本物だよ。って言っても、そんなに親しく話したことはないの。だからね、機会があったら確認しようと思って」

 

 

ユンが前のめりになって、声を落とした。

誰に聞かれる訳でもないが、覚悟の発言なのだろう。

頬に緊張感が漂っている。

 

 

「先ずは確実だと思われるハヤトからね」

 

 

 

続く