「ちょっ、ちょっと待って」
「待てない」
「あっ、でも、そんな、だめ」
「ダメなんて言わないで、ジュンス。俺、悲しくなっちゃうよ」
「あっ、あの、その、ユチョンがだめじゃなくて、その、何て言うか、心構えが出来ていないって言うか」
「大丈夫、俺、優しいだろ」
「あっ、うん、ユチョンはいつも優しいよ」
「だろ、安心して俺に任せて」
「あっ、待って、待って」
ベッドに押し倒そうとするユチョンの胸を力任せに押し返した。
「ジュンス・・・いやなの?俺が嫌い?」
「ちっ、違うけど、あの、僕、・・・」
どうしよう。
もうすでに一回はしているんだから、抵抗することもないけど、その一回がほとんど記憶にない。
かと言って、好きな人とそう言うことをする気が無いかと言えば、やはりしたいとは思う。
でも・・・。
「あのこの前はよく覚えてなくて・・・だから、こういうことするの初めてって感じだから、もっとこうロマンティックな感じなのかなって・・・」
「ジュンス・・・」
「ここまでついて来て何言ってるんだって言われても仕方ないけど、ユチョンってロマンティックだから、だから、あの、もっと、その・・・あっ!」
突然、強く抱き締められた。
「好きだよ」
「ぼ、僕も・・・」
ユチョンは腕の力を抜くと、じっと僕を見つめた。
胸がドキドキと早鐘のようになる。
大体ユチョンに見つめられて、平気な人がいるのが信じられない。
思わず目を伏せた僕のおでこにユチョンはそっと唇を当てた。
「好きだよ、ジュンス。君が好きだ」
微笑んだユチョンに、もう僕の体は抵抗する力を無くしていた。
カーン♪←ゴング
第2ラウンドー(≧▽≦)
か?←