「ねえねえ、これはなぁに?」
キラキラと瞳を輝かせて、聞いてくる君。
好奇心と言う言葉は、君の為にあるんじゃないかと思う。
「思い付きノート」
「何の思い付き?」
「歌詞とか、もろもろ」
「ふーん、見てもいい?」
「だーめ」
「いいじゃん、歌詞なら僕が見たほうがいいよ」
「歌詞って呼べるレベルじゃないんだ。殴り書きみたいなものだから、言葉にまとまりがないし、見てもつまらないよ」
「つまらないかどうかは見なきゃわからないじゃん」
「あっ、こら」
止める間もなく、君はさっとノートを取り上げ開いた。
運が悪いことに、一発で一番見られたくないページを引き当てた君の目がまん丸に開く。
「これ・・・歌詞じゃない」
「だから、もろもろって言ったろ」
ノートを取り上げると、君を捕まえる。
「ずるい、こんなの」
「勝手に見たのはそっちだろ」
「だって、だって、見てって言うみたいに置いてあるんだもん」
「まあ、見られても困ることじゃないから」
「ほんっとにずるい。かっこよすぎるよ、こんなの」
「褒め言葉として貰っておきます。ところでさ、いいかな」
「んっ?」
「俺の瞳に君を映しても」
「ばっ・・・ばかぁ、これ以上かっこよくなるなよぅ」
「じゃあ、こうしよう。俺の瞳に映る君への愛を感じて」
「よっ、余計悪い」
「愛してるよ」
愛を込めたまなざしを君に向けると、君は照れながらも、はにかんだ笑顔を見せた。
ノートに何が書かれていたかって?
それは・・・。
「愛」とだけ言っておこう。
ユチョンの声、いいなぁ(*^-^*)
*lovelight=まなざしに映る愛