あれから、僕の日課はユチョンを探すことになった。
目覚めてから眠るまで、ユチョンの姿を追い求める。
ユチョンが見えないと、自分でも可笑しくなるほど不安になる。
「ユチョン、ユチョン」
「ここだよ、ジュンス」
屈んで靴紐を結び直していたユチョンが、解けたままの靴紐を引きずりながら僕の方へ歩いてくる。
「ごめん、ちょっと物陰になって見えなかったね」
目の前まで来ると、ポンっと僕の頭に手を乗せて謝った。
「ごめん、不安で・・・」
「ジュンス、消えないから」
「うん、でも見えないと不安で・・・」
「ジュンス、いつも側に居るよ」
「うん・・・あの・・・」
ユチョンを見て、言い淀む。
馬鹿みたいだと思うけど、不安で不安でどうしようもない。
「何?」
優しく微笑むユチョンに後押しされるように、僕は周りを見回して、誰も居ないことを確認して言った。
「今夜、一緒に寝て」
続く・・・