小気味いい音の正体が、自分の頬を張られたせいだと認識すると、途端に痛みが襲ってきた。
「いてぇ」
ひりひりと痛む頬に手を当てさする。
「あっ・・・」
彼は僕の頬を張った右手を見つめ、おろおろと狼狽えた。
何故、叩かれたのか分からないが、彼の何かに触れてしまったのだろう。
とりあえず、頭を下げた。
「ごめん」
「えっ?」
「何か驚かせたんだよね。ごめんね」
「ちがっ、違う。驚いたって言うか、その、驚いたんだけど、そういうことじゃなくて、何て言うか・・・ごめんなさい!」
彼は勢い良く頭を下げた。
「いや、いいよ。僕が気付かなかっただけで、何かしたんだよね。ごめん」
「ううん、僕が悪いんだ。ごめん」
「いや、僕だよ。ごめん」
「僕の方だって。ごめん」
代わる代わる頭を下げることが、何だか可笑しくなって二人とも同時に吹き出した。
「あはははは、じゃあ、おあいこってことで」
「あはは、うん、おあいこ」
「じゃあ、仲直りの握手」
手を差し出すと、彼は躊躇して、僕の手を見つめた。
「あっ、うん。握手ね」
おずおずと僕の手を握った彼の顔が、一瞬で朱に染まった。
続く・・・・・ことになったみたい←
うーん(-""-)
一体、彼に何があったんだろうね(≧▽≦)←だから考えてから書けって
皆様。
一日飛ばしましたが、本日は何とか書き上げることが出来ました。
いつまで続くのか、どんな話になるのか、書いてる本人が一番分かりませんので、ゆるーく見守って下さいねーヽ(^。^)ノ
では、また明日。
小説か、いつもの記事で会いましょう!(^^)!