水流が円を描いて、僕の下着を飲み込んだ。
ここんところ毎日だ。
毎朝目覚めると、汚した下着を無言で洗濯機に放り込む。
彼を恋愛対象として意識するきっかけが、この回っている下着だなんてお笑いものだけど、事実だから仕方ない。
初めて彼を夢の中で抱いてから、ずっと同じような夢を見続けている。
「もう・・・勘弁してくれよ・・・」
夢で見る彼は大胆で奔放。
僕の暴れるジュニアを、もっともっとと懇願する。
今日の夢も凄かった。
この僕が赤面するほど、激しく求められた。
僕はそんな彼を組み敷いて、欲望の限りを尽くす。
夢なのに生々しい感触が残る下半身が、またぞろ蠢き出す。
「だから、勘弁してって」
自分の下半身を覗き込むようにして呟くと、大きく溜息を吐いた。
夢で汚すだけでも罪悪感が半端ないのに、もし今僕のジュニアに手を伸ばし慰めたら、君に顔向け出来ない。
それほど君は美しい。
憧れにも似た感情が実は恋だったなんて。
「好き・・・なんて言えないよ・・・」
洗濯機の中で回る下着とは違い、この気持ちはどんなに強い水流で洗われても落ちそうにない。
でも、伝える術はない。
せり上がってくる苦しさに、きつく唇を噛んで耐えた。
続く・・・・・と、思う
恋って切ないね。
あっ、何か涙出て来た(´;ω;`)
じゅんじゅんの恋はいつも誰かと誰かがいちゃいちゃしてくれるのを望む恋だけどね←つまり腐