「好きだよ」
「僕も」
「ずっとずっと好きだった」
「僕も」
「もう離さない」
「僕も離れないよ」
彼が僕をうっとりと眺め、満足そうにうなづくと顔を近付けた。
目を閉じ、熱い唇を待ち受ける。
微かに感じる熱い吐息が、彼の唇がもうそこまで近付いたことを知らせる。
胸を高鳴らせ、熱い口付けを待ち焦がれる僕の顔の前で風が巻き起こった。
「はい、そこまで」
目を開けると、二人の間に手刀が差し込まれている。
大きなその手は、そのまま二人を引き裂くように、左右に振られた。
「はいはい、離れて離れて」
「ちょっと、邪魔するなよ」
彼がアヒルのように唇を尖らせた。
普段は滅法格好いいのに、こういう可愛い仕草をしてしまうころが、また堪らなく愛しい。
あばたもえくぼというけれど、彼のどんな表情も魅力的に見えてしまう僕は、やっぱり恋をしているんだなと改めて思った。
「暑苦しいのはもう勘弁して下さい」
マンネが指差した方角では、兄達が見つめあって、今にも唇が触れ合う寸前だった。
To be continued.....
いいなぁ~(・∀・)
ユンジェとユスのちゅーをいつでも見られるなんて(≧▽≦)←いつでも見たい人