Poisson d’avril | infection  ~YooSu~

infection  ~YooSu~

YooSuが大好き!なじゅんじゅんのブログです。腐の気があるので気をつけて。

「ばーか」



「えっ?」



振り返った俺を、ジェジュンが真顔で見つめた。



「お前、気付いてないんだな」



「えっ、何を?」



「気付いてないならいいよ」



ジェジュンはひらひらと手を振ると、さっさと行ってしまった。



「何だ、あれ」



ひとりごちてまた手元の本に目を落とす。

世界的ベストセラーになった本だけに面白い。

すぐにその世界に引き込まれた。



「ばかだな」



「えっ?」



さっきと同じセリフに振り返ると、今度はユノが渋い顔をして立っていた。



「気付いてないのか?」



「だから、何を?」



「いや、いい」



ユノはやはりジェジュンと同じように手を振ると、さっさと行ってしまった。



「何なんだよ、一体?」



訳が分からないまま、続きが気になってまた本に目を落とす。



「どうなるんだろう、これ」



呟くと、すぐにその世界に引き戻された。



「ばかですね」



「えっ?」



三度目の正直ならぬ三度目の同じセリフに、やはり同じように振り返ると、呆れたような顔のチャンミンが立っていた。



「気付かないもんですね」



「何なんだよ、一体。何に気付いてないって言うんだよ」



「分からなければいいんです」



チャンミンはくるりと背を向けると、立ち去り掛ける。



「待てよ。教えろよ」



背中に向かって叫ぶと、チャンミンは足を止め振り向いた。



「それは出来ません」



「何でだよ」



「裏切ることになるから」



「裏切るって何だよ。いいから教えろよ」



「出来ません」



また背中を向けたチャンミンに、すがる様に声を投げかける。



「頼むよチャンミン。せめてヒントくれよ」



チャンミンはぴたっと立ち止まり、仕方ないと言うように両手を上げると、振り向いて一言言い放った。



「ポワソンダブリル」



「ポワソンダブリル?」



「これ以上は言えません」



「ちょっ、ちょっと待てよ。ヒントって言ったじゃないか」



「だからヒントです」



「意味が分からないんだよ」



チャンミンはふうっと深い溜め息を吐き、頭に手を置くと髪の毛に手を差し入れぐしゃぐしゃと掻いた。



「魚」



「えっ?」



「魚です」



「魚?魚って何だよ」



「子供が考えそうなものですよ」



「子供?」



「いるでしょう、身近に」



チャンミンは白い歯を見せてニコッと笑った。




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じゅんじゅんです(^∇^)



皆様。






「ごめんなさい」



諸事情はこの前書いた通りです。

ここから先は、あのやり方で上げます。

そう背中上げです。

裏じゃありませんよ。

背中です。

間違えないようにして下さいね。

では、皆様。




「あきらめずに背中を探して!」

「あっ、みっけ♪」←もも父ちゃん


くどいようだけど、裏じゃなくて背中よー♪(*^ ・^)ノ⌒☆



では、おユスみー(^-^)ノ~~


































「ユチョンったら、ちっとも気付かないんだもん」



ジュンスは不満そうにぷうっと頬を膨らませた。



「僕、つまんないんだもん」



さっきユチョンにしたことを思い出して、膨らませた頬を桜色に染めた。



「いいんだもん。四月の魚なんだから」



わざとはっきり声に出して言い、自分を納得させるようにうんうんと頷くと、廊下を走る慌ただしい足音がして部屋のドアが激しく叩かれた。

もしかして、ユチョン?

胸がときめいたのもつかの間、返事をする前に開かれたドアから顔を出したチャンミンはジュンスを認めると泣きそうに顔をしかめ叫んだ。



「大変です。ユチョンが倒れてます!」



「ユチョン!」



弾かれたように椅子から立ち上がり、チャンミンの横をすり抜けて廊下へ出たところで、どこに行けばいいのか分からず振り向いた。



「部屋です。早く!」



「分かった」



ユチョンの部屋目掛けて走り出す。

足がもつれそうになりながら、ドアを開けて部屋に踏み込んだ。



「ユチョン!」



部屋には誰も居なかった。

いつものように綺麗に片付けられた部屋に、何の異常も認められない。

視線を左右にさ迷わせると、背中でドアが勝手に閉まりカチリと鍵が掛かる音がした。



「ジュンス」



「あっ!」



振り向いた僕の目の前で、ユチョンがひらひらと魚の形の紙を振った。



「返せ!」



「おっと」



「ひどい、ユチョン。騙したんだね。倒れただなんて」



「だって四月の魚だろ」



「つっ」



言葉に詰まって俯いた僕の顎を、ユチョンは長い指でひょいっと持ち上げた。



「お望み通り、ずっと見てあげる」



「あっ、あれは嘘。嘘だから魚に書いたんだろ。僕、平気だもん。ユチョンが本に夢中になってても。僕だって他に色々とやることがあるんだから。だから、あれは嘘。嘘なんだよ」



パクパクと魚みたいに言い訳を並べる僕の唇に、ユチョンは人差し指をそっと当てた。



「嘘かどうか確かめよう」



「あっ・・・」



すうっと人差し指が唇を撫で、ユチョンの熱い唇が僕のそれを覆った。

四月の魚が僕らを嘲笑うように、その背に書かれた言葉を見せつけながら床にひらひらと舞い落ちた。






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じゅんじゅんです( ̄▽+ ̄*)



腐腐腐腐腐♪


皆、






「気付いたかな」

「おう、気付いたとも」←もも父ちゃん



背中の意味に気付いた人だけ、ここを読んでるかも( ´艸`)

何?

まだ分からない∑(゚Д゚)

うーん(-"-;A





「頑張って探せ」



では、背中を探してねー♪(*^ ・^)ノ⌒☆












































「ばかだな」



「ばかだよね」



ユノとジェジュンは顔を見合わせて微笑んだ。



「ジュンスのやつ、ユチョンが本に夢中になって相手してくれないからってあんなことしたんだろ」



「うん。可愛いよね。本当なら魚の絵を背中に貼り付けるいたずらなんだよね。なっ、チャンミン」



僕は口に放り込んだパイを飲み下しながら、こくんと頷いた。

ポワソンダブリル。

四月の魚。

フランスのエイプリルフールの習慣。

子供達がこっそりと誰かの背中に魚の絵を貼り付ける悪戯をする。

ジュンスにこの話を教えてあげたら、不器用なジュンスがせっせと紙を魚の形に切り抜きユチョンの背中に貼り付けた。

当のユチョンは読書に夢中でまったく気付かない。

期待に胸を躍らせていたジュンスはしゅんとして、次いで頭にきたようで、ぷいっとリビングを出て行った。

別にジュンスのためと思って、ユチョンに教えたわけじゃない。

1人でも少ない方がいいと思っただけだ。

ポワソンダブリル。

僕の魚は甘い甘いパイ。

僕はにんまりと微笑んで、ユチョンとジュンスの分のポワソンダブリルに噛み付いた。




おわり。






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背中の意味分かった?


つまりエイプリルフールだってことーヽ(゜▽、゜)ノ←


小説書いていたら、エイプリルフールのサプライズに時間を掛けられなくなったので、あんまりドキドキしなかったかもだけど、ちょっとは騙されてくれたかな(^ε^)♪


では、皆様。

本当におユスみー♪(*^ ・^)ノ⌒☆




























もも、メロン←これは背中じゃなくってよ



ここまで読んでくれた人、好きよ(^ε^)ちゅー