「ねえ、お腹空かない?」
ジェジュンはそう言うと、さりげなくユノの腕に手を絡めた。
ダブルデートは人気のない公園。
俺達の他に人は見えない。
空を映した池の水面を、のんびりと雲が泳いでいるくらいだ。
そんな穏やかな公園で、俺は半歩下がってついてくるジュンスの手をいつ取ろうかと、そんなことばかり考えながら歩いていた。
それなのに、目の前ですんなりと腕を組んだユノとジェジュンに、内心歯噛みしながら、ジュンスの手を握るチャンスを掴めないままの自分と見比べて嫉妬していた。
「そうだな。そろそろランチにするか。どこかに食べに行くか。何が食べたい、ジェジュン?」
ユノが自分の腕を掴むジェジュンの手を、トントンと叩き、これまたさりげなく握った。
それがとってもスマートに見えて、ただ2人の後を付いて歩いている自分が情けなく、ジュンスに呆れられているんじゃないかと気が気じゃなかった。
ジェジュンはそんなユノに向かってふふっと微笑むと、斜め掛けにしたバックに視線を落とし、まるで自慢するように腰で跳ね上げた。
「実はね、これ、お弁当」
「えっ、もしかして・・・」
「うん、作ったの」
「ほんと?ジェジュンが俺の為に?」
ユノが大げさなくらい驚くと、ジェジュンはにっこりと笑った。
「うん。俺はユノに。ジュンスはユチョンに」
「えっ?」
思わず声を上げると、ジェジュンが振り返ってウインクした。
「なっ、ジュンス」
半歩後ろを歩くジュンスを見ると、ジェジュンと同じように斜め掛けしたバッグをもじもじと手で触って頷いた。
「あの・・・でも、僕、初めてだから・・・こんなのユチョンに食べさせらないって言ったんだけど、ジェジュンがどうしても持って行けって。だから、あの、おっ、美味しくないかも・・・ごめんなさい、ユチョン・・・」
しゅんっと項垂れたジュンスが愛おしくて、バッグをまだもじもじと触っているジュンスの手を掴んだ。
「ありがとう、ジュンス。俺・・・ほんとに嬉しいよ」
「あっ・・・うん・・・」
「さあさあ、じゃあ、そこの木の下でいざピクニックとしゃれこもう。ねっ、ユノ」
ジェジュンはそう言うと、バッグの中からレジャーシートを引っ張り出し、木陰にバサバサと広げ、ユノを引っ張って座らせると、さっさとお弁当を広げ始めた。
「ユチョン、ジュンス。突っ立ってないで、ほら、ここ、ここ」
ジェジュンが空いたスペースを指差し、俺達を呼んだ。
「行こう、ジュンス」
俺は促されるままに、掴んだジュンスの手を引くと、空いたスペースに腰を下ろした。
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何で突然お弁当かって?
それはね・・・
じゅんじゅんが餓えていたからだよ(=`(∞)´=)←
くっそー、誰かじゅんじゅんにもお弁当作ってー(/TДT)/
と言うことで、書きたいことも書いたので、この話はここまでで( ̄ー ̄)←ちっとも進まないしね