揺れる睫毛。
まるで紅を刷いたように赤くぽってりとした唇。
潤んだその唇に触れたくて顔を近付けると、ジュンスのくるくると良く動く瞳に目蓋が覆い被さった。
キスしたい。
キスして、それからもっとその先まで。
俺の気持ちをジュンスの中に流し込みたい。
「ジュンス・・・好きだ・・・」
鼻先で囁き、顔を近付ける。
ジュンスの赤い唇が間近に迫る。
その唇を俺の熱で溶かしてしまいたい。
熱い吐息を吐くと、それまでただベッドに投げ出していたジュンスの手が俺の胸を押し返した。
はっと我に返る。
俺は何をしているんだ。
あんなにユノに誓ったのに。
ジュンスを怖がらせないって誓ったのに。
唇を噛んで、ジュンスの体から、熱を持ち始めた俺の下半身を一気に引き剥がした。
怯えるジュンスを残して、逃げるようにシャワールームに入った俺は自分で自分を慰めるしかなかった。
たった今嗅いだジュンスの、何とも言えない甘い匂いと、温かな体温を思い出して呆気ないほどすぐに果てた。
でも俺はすぐにシャワールームを出ずに、出来るだけ時間を掛けてシャワーを浴びた。
最後に水温設定を水にすると、ひゅうっと声を上げながら、体の奥に溜まった熱まで洗い流した。
何とか治まった体の熱がまたぶり返さないことを祈りながら、シャワールームを出る。
「ジュンス、お待たせ。シャワーどうぞ」
居ない。
ジュンスが居ない。
「ジュンス?」
きょろきょろと部屋を見回すけど、どこにも姿が見当たらない。
「ジュンス!」
叫んで、俺は部屋を飛び出した。
To be continued.....
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あれま∑(゚Д゚)
ユスが擦れ違ってしまったよ\(゜□゜)/
さあ、どうしましょう:*:・( ̄∀ ̄)・:*:←こいつに冷水を浴びせろ