「ユチョン?」
倒れ込んだユチョンが僕を抱き締めたまま、体を小刻みに震わせる。
「どうしたの?気分でも悪くなった?」
背中を撫でていた手を止めて体を起こそうとしたが、ユチョンは僕の体をさらにきつく抱き締めた。
「ジュンス・・・俺・・・」
「うん。大丈夫?」
「俺は・・・」
ユチョンの腕の力がふっと緩むと、顔を上げて僕をじっと見つめた。
「ジュンス・・・」
ユチョンは僕の名前を呼びながら、髪の毛を優しく撫で上げる。
「ジュンス・・・好きだ」
その柔らかい声音と、髪を撫で上げられる感触にぶるっと体が震えた。
「好きだよ・・・好きだ・・・」
ゆっくりとユチョンの顔が迫ってくる。
これは、もしかしてキス?
ユチョンは僕にキスしようとしてるの?
思わず僕はぎゅっと目を瞑った。
目を閉じると余計にユチョンの息遣いが間近に感じられて、うるさいほど心臓が鼓動を打つのが分かる。
「ジュンス・・・好きだ・・・」
鼻先にユチョンの息が掛かって、いよいよそこに熱が押し当てられると思った時、温かなものがおでこを掠めるように触れて離れていった。
「俺、シャワー浴びてくる」
ユチョンはばっと体を起こすと、ベッドから飛び降りシャワールームへと歩き出した。
「あっ、あの・・・ユチョン」
「あっ、ジュンス、先にシャワー浴びたかった?」
「あっ、ううん。ユチョン、先にいいよ」
「そう?じゃあ、お言葉に甘えて」
ユチョンはにっこり微笑むと、足早にシャワールームへと消えた。
To be continued.....
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何て我慢強い亀なんだー(≧▽≦)←我慢させてるだけ
さあ、ユスはちゅー出来るのか( ̄▽+ ̄*)
ドキドキね←鼓動