「さて、ケーキも食べたし、そろそろ部屋に戻りますか」
「うん。また明日ね、チャンミン」
「そうあからさまに嬉しそうな顔しないで貰えますか。僕はユノに呼ばれて来たんですからね」
「だってユノと2人っきりになるのが嬉しいんだもん」
ジェジュンが悪びれずに答えると、部屋のドアがとんとんと叩かれた。
「はい」
ジェジュンが返事をして立ち上がり、ドアに向かう。
「誰?」
返事はない。
仕方なくドアスコープを覗いたジェジュンが後ろを振り返って言った。
「ジュンスだ」
「ジュンス?」
ユノが鸚鵡返しに答えて顔を顰め、チャンミンを見た。
「とにかく早く開けてあげて下さい」
チャンミンに促されて、ジェジュンがドアを開けると俯いたジュンスが立っていた。
何か様子がおかしい。
どことなくおどおどして、顔を上げずにただ立ち尽くしている。
「ユチョン、あれだけ言ったのに。くそっ」
ユノが拳を握り締めて立ち上がると、つかつかとドアに向かって歩き出した。
その時、やっと顔を上げたジュンスが、目の前のジェジュンに飛び付いて叫んだ。
「ジェジュン、僕・・・僕、どうしたらいい?」
「何があったジュンス?ユチョンが何かしたのか?ジュンスの嫌がることしたのか?」
「ユ・・・ユチョンが・・・ぼっ・・・僕に・・・」
「うん、どうしたんだ?」
「キッ・・・」
「キス?キスか?」
こくんと頷いたジュンスが、ジェジュンから離れてもじもじと手を擦り合わせた。
「ジュンス、それで逃げてきたんだな。そうか、キスも嫌だったか・・・」
「ジェジュン、俺、ユチョン殴ってくる」
ジェジュンとジュンスのやり取りを黙って見ていたユノが、ガッツポーズをするみたいに目の前に拳を振り上げた。
「えっ、待ってよ、ユノ。それじゃ、ユチョンがあまりにも・・・」
「いや、いいんだ。ユチョンは約束したんだぞ。ジュンスの嫌がることは絶対しないって」
「でも、キスくらいで殴られたら、ユノなんてどれだけ」
「ここで俺達の話をするなよ。ジュンスは純粋なんだぞ」
「ちょっと待ってよ。じゃあ、ジュンスは純粋だけど、俺は違うって言うの?俺がどれだけどきどきしたと思ってるの!」
「俺だってどきどきしたよ!」
「ちょっと、落ち着いて下さいよ。今は痴話喧嘩してる場合じゃないでしょう。ジュンス、ユチョンが嫌で逃げてきたんですか?」
「そ・・・そうじゃなくて・・・あの・・・」
「何ですか?はっきり言って下さい」
チャンミンがぎろっと睨むと、ジュンスはよりもじもじと体を捻って言った。
「あの・・・ど、どうしたら、ユチョンにキスしてもらえるの?」
「はい?」
チャンミンが何とも間の抜けた声を発した。
To be continued.....
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おーほっほっほっほっほっ( ̄▽+ ̄*)
これぞじゅんじゅん得意の亀弄りよーヽ(゜▽、゜)ノ←展開がのろい
ユチョン、キスもまだなのか( ̄ー ̄)気の毒に