「じゃあ、つまり真剣にお付き合いを申し込みたいと、そういうことですね」
「は、はい」
リビングの長方形のテーブルの短い一辺に、司会進行役のようにチャンミンが座り、その短い一辺から折れ曲がった長い辺の片方に座るユチョンに話し掛けた。
ユチョンの隣にはユノ。
ユノとテーブルを挟んで向かい合っているのがジェジュン。
その隣に俯いて座っているのがジュンスだ。
つまり俺の目の前にはジュンスがいる。
俺の気持ちは伝えたけど、ジュンスは俺がリビングに入って来たときからずっと俯いたままだ。
「ジュンス、今まで親友と思っていたユチョンと付き合うのは正直戸惑いもあると思う。でも、ユチョンは真剣だ。それは俺が保証する。ユチョンのこと真面目に考えてやってくれないか」
俯いたまま微動だにしないジュンスに、ユノが言った。
「どうですか、ジュンス?付き合ってみますか?もしどうしても嫌で言いにくいなら、手で×印作ってもいいですよ」
チャンミンがこの場を纏めるように言う。
断られるのは仕方のないことだけど、×印はショックが大きいかも。
「あ、あの・・ジェジュン」
やっと口を開いたジュンスが、隣に座るジェジュンのシャツの袖を助けを求めるように引いた。
「ユチョン、ジュンスはお前のこと嫌いじゃないそうだ。でも、はっきり言ってお前ほど気持ちが煮詰まってはいない。嫌いかと問われればそうじゃないし、好きかと問われればそうだ。ただ、俺に言われてやっと自分の気持ちの中にそういう部分があったと気付いたばかりだ。付き合うって言っても、今までとどう違うのかさえ分かっていない。すぐにお前が望むような付き合いは出来ないし、俺がさせない。それでもジュンスのことが好きだと言うなら、ここで誓え。決して自分の気持ちを無理に押し付けないって」
「ジェジュン、それはちょっと酷なんじゃないか?だってユチョンは、ジュンスをその・・・」
「誓うよ」
ユノの言葉を遮って言った。
俺はジュンスを本当に好きなんだ。
どんなに時間が掛かっても、俺の気持ちを伝えてみせる。
「そうか。うん、ユチョンならそう言ってくれると思ってたよ。じゃあ、ジュンス、いいな。ユチョンと付き合って真剣に考えてあげてくれよ」
「う・・・うん」
ジェジュンがジュンスの肩に手を乗せて言うと、俯いたままのジュンスは照れたようにぎゅっと握ったままの手で耳の上を撫でつけた。
「では、後は若いお二人でお話でもどうぞ」
チャンミンが至極真面目な顔で立ち上がると、ユノとジェジュンもすっくと立ち上がった。
To be continued.....
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ぷぷぷっ( ´艸`)
ユスのお見合い大作戦でござーいо(ж>▽<)y ☆←仕掛け人
ユノがパパで、ジェジュンがママがなら、やっぱりチャンミンは仲人でしたー(≧▽≦)←最強の仲人さん