真白な雪が世界を覆い尽くす。
君がその雪に2人の足跡を残そうと言う。
屈んで俺に背中を向けて、おぶされと言う。
嫌がる俺を半ば無理矢理おんぶして歩き出す君。
君の足元で雪が鳴る。
結構重いねと君が笑う。
背中越しの君の温もりに雪ではない何かが頬を濡らす。
俺を下ろした君が後ろを振り返れと言う。
2人の足跡を残すはずが雪に残るのは君の足跡だけだね。
そう言った俺に、君は笑って言った。
君の悲しみも苦しみも、僕が代わりに運ぶから。
ひとつに見えても足跡は2人分。
背負ってでも僕が一緒に歩くから。
君は一人じゃないよ。
雪が降る。
2人をひとつにする雪が降る。
心を溶かす雪が降る。
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Lay down your burdens,I will carry you.
あなたの重荷をおろしなさい。私が代わりに運ぶから。
頑張りすぎなくていいよ。
あなたが後ろを振り返ったとき、足跡がひとつしかなくても、誰かがあなたを背負って歩いてくれた証。
人は決してひとりじゃない。
クリスマス。
雪がすべてを覆い隠したとしても、歩いてきた道程は消せない。
ユスに皆に愛が降り積もりますように(^∇^)
じゅんじゅん

