”ユチョン、どこに行ったの?”
何も告げずに居なくなった君を待つ。
昨夜、待っていたのに帰って来なかったね。
君のその眼差しに僕が気が付かないと思ってる?
いつも何か言いかけて止める君。
僕が待っている事に気付いてくれないの?
朝焼けの木立の向こうに君の影を見た気がして少し足を進める。
「違う・・・」
君の面影を追っているのは僕の方。
立ち上る朝霧に君の姿を写して呟く。
「早く、早く帰ってきて」
もう一度首を延ばして通りを見渡す。
凍りそうな空気を割って、君が光と共に現れる。
何も考えられずに、ただ君の元へ駆け寄ると冷たいのにじんわりと温かい君の指が僕の頬に触れる。
「冷たくなって・・・」
君がマフラーを外して、僕にかけてくれる。
「あったかいね・・・ユチョ」
君が側に居る。
それだけでさっきまでの焦燥感は消える。
ユチョンが突然僕を腕の中に引き入れて抱きしめる。
「ジュンスのほうがあったか~い」
「・・・ユチョン・・・」
君の背中に手をまわし、ぎゅっと抱きしめる。
「もう少し・・・もう少しだけ・・・あっためてあげる・・・」
かすかに震える君の腕。
切なげに繰り返される君の言葉。
ユチョン・・・2人であたためあおう。
どんなに固く凍った心でも溶かし合おう。
君のダウンジャケットの背中をぎゅっと掴むと、さらに強く抱きしめられた。
ユチョン。
声にならない想いを伝えてもいい?
君のその手が緩んだら、待つのは止めて伝えるよ。
愛してる。
ユチョン。
END
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いろはちゃん。
絶世の美女いろはちゃん。
あっ、皆様。
えー、では、いろはちゃん。
お誕生日おめでとう(^∇^)♪←こっちを先に言え
一日(?)遅れだけど受け取ってね♪
昨日(一昨日)ソレイムさんがいろはちゃんにセンイルプレゼント小説を上げていたのでコメしたら、
「じゅんじゅん~
このお話にお返事小説書いてwww」
と、可愛く嬌声強制されましたので書きました。
ええ、そうです。
本日二本目の小説です。
なんと一日に二本書きあげるという荒技に打って出た為、完成度の事は何も言わないで(T_T)
この、お話の題名について多少解説をしたいと思います。
これは「万葉集」から貰ったものです。
「後(おく)れ居て 恋いつつあらずは 追い及(し)かむ
道の隈廻(くまみ)に 標(しめ)結(ゆ)へ 我が背」
意訳は
「後に1人残されてあなたを想っているよりは、追い掛けます。だから、道しるべを残してね。あなた」
標とは山道などで道しるべにするために草の葉や木の枝を結ぶことです。
ユスの2人もお互いに道しるべをつけているのでしょう。
だって、
ということで、いろは様。
ご満足頂けましたでしょうか?←「うん」と言え!
じゅんじゅん、ちょんちょんからのお願いもすぐ聞いたよ(・∀・)←来年でもいいと言ってくれていた
皆!
「じゅんじゅん、いい子でしょ~!」←いちいち叫ばなくても良い
「じゅんじゅんったら、また朝から部屋に籠ってユス菌と戯れてるのよ」
「ユス菌買うの止めたら」←いやー
じぇんじぇんが買ってきてくれた、ユス菌はまた今度ね~(^-^)ノ~~
さあさあ、今夜はどんなしるしをつけ合うのかヽ(゚◇゚ )ノ←あほ






