「何年前のタイトルだ?」と言われてしまいそうなタイトルですが、まずはごあいさつという事で、こんな感じで…
さて、「XHTMLって何だったんだろう?」と、いった難しいテーマは避け、簡単に振り返ってみると、XHTMLはHTMLのXMLベース化へのチャレンジだったんだろう、というのが基本的なとこだろうと思います。もともとSGMLベースであったHTMLの様々な問題点や、(当時考えられていた)拡張性や互換性への可能性の低さなんかを、一気にやっつけるヒーロー、その名は"X"であったのであろうと。
当時ウェブ制作業界の片隅の小市民だった(まあ今もですが(汗))私も、同時期に盛んに語られた「Web標準」というキーワードとともに、XHTMLを使いこなし身に付け、クライアントへしたり顔で売り込むのが自分の未来…まさに未知の"X"…と、思っていたことすら懐かしく振り返ったりできます。それほど旧く無い昔なのですが…
そのXHTMLも XHTML1.0 XHTML1.1 XHTML2 とバージョンの歩みを進めたところで、人気のないヒーローと化してしまい、あえなくさよならの日を迎えたわけです。きっと色々な意味でこの「人気のない」というのが、XHTMLにとって最大の弱点であったのだろうと思います。
ということで、初回からもう最終回のような書き出しになりましたが(汗)、まだXHTMLは生きているのです。新しい人気者のヒーロー HTML5 の中で、脈々と生きてる!と、期待が持てる感じで今回は、おしまい…です。