THE LAST ROCKSTARSの2nd シングル『PSYCHO LOVE』について書いていきます。

・当初公開されたPreview版からどのくらい紆余曲折したのか？
・ライブでは本編ラストの17曲目で、観客もメンバー全員の特徴が分かるようになったので、より良さが引き出た
・カメラワークがライブ会場、WOWOW共にかっこよかった。
・ライブや音源でのYOSHIKIさんのドラムと打ち込みについて

上記のような気になる点や感想はありますが、『PSYCHO LOVE』について私が最も気になっていることは、“ライブ版の方が音源版よりも少し長い”ということです。

2023年8月4日に発表された音源版の演奏時間は3分45秒と表示されます。ただ、最後の5秒間くらいは無音なので、実質3分40秒くらいです。
これに対して、2023年1月のライブでの演奏時間はだいたい4分くらいでした。
このライブ版の演奏時間が長い要因は、アウトロにありました。
おおざっぱな概要図で説明します。

【音源版】
アウトロを音源版の3分5秒から3分35秒までの30秒間とします。
15秒後（音源版の3分20秒）に転調・アレンジが変化します。
音源版3分5秒の” Psycho Love”を1回目と数えると、30秒間で5回” Psycho Love”と唄っています。

【ライブ版】
音源版と同じタイミングから計ります。
1回目の” Psycho Love”と同時にテープが発射される演出がありました。
30秒後に転調・アレンジが変化します。
曲が終了するまでを計ると60秒になります。
同様に” Psycho Love”の回数を数えると9回唄っています。

このように、ライブ版とその後に発表された音源版とを比較すると、音源版ではアウトロが短くなっていると分かります。音源版は、削るというよりは繰り返さないで、全体を3分45秒にまとめています。

ライブ版は、本編ラストである。モニターに映される” Psycho Love”に合わせて観客も唄う。テープが発射されるという演出があるので、アウトロを長めにとって緩やかに着陸態勢に入り、最後はスパッと終わる感じになっています。

私は、1月のライブから8月の音源発売までWOWOWを録画したライブ版を何度もリピートして聴いていました。『PSYCHO LOVE』のアウトロは、MIYAVIさんの演奏がカッコイイので、いつまでも聴いていたくなります。
そのためか、音源版を聴くと、まだまだ聴きたいのに突然終わってしまう違和感が今でもあります。

ただ、2023年8月4日のミュージックステーションでのパフォーマンスでは、音源版と同じ30秒のアウトロがちょうどいい長さで、違和感なく、カッコよく締められていると感じました。

音源版で聴くときだけ違和感があるのが不思議です。

『PSYCHO LOVE』②ライブ版は4回多い