昨年2023年8月4日、THE LAST ROCKSTARS (以下TLRS)の2ndシングル『PSYCHO LOVE』の配信開始等の記者会見がありました。
会見で『PSYCHO LOVE』は2023年1月のコンサートで既に演奏されていたが、配信開始直前までアレンジが練られ続け、「二転三転四転五転しました」とSUGIZOさんが語りました。
SUGIZOさんの”アレンジが二転三転四転五転した”という発言は、他の楽曲にも当てはまり、TLRSを象徴するポイントだと感じます。
『THE LAST ROCKSTARS (PARIS MIX)』は、元々あったギターパートがエンジニアによってカットされシンプルになり、(PARIS MIX)の表記が付いています。
『MASTERY』も以下のように変移しています。
- SUGIZO 『MESSIAH』
SUGIZOさんのソロ曲 インスト曲 - THE LAST ROCKSTARS 『MESSIAH』
[1]をSUGIZOさんとHYDEさんがアレンジして2023年1~2月に演奏 - THE LAST ROCKSTARS 『MASTERY』
『MESSIAH』から『MASTERY』にタイトルを変更し、2023年11月に演奏 - THE LAST ROCKSTARS 『MASTERY』~鉄拳8コラボ~
2024年8月に鉄拳8とのコラボとしてYou Tubeにて公開
2024年8月24日に[4]が最新のレコーディング曲として発表されましたが、[3]でアウトロにあったMIYAVIさんのギターソロがバッサリ無くなっており、YOSHIKIさんのピアノも[2]のアウトロに合わせたものになっていました。
MIYAVIさんのギターソロは、鼻歌で歌いたくなるほどお気に入りだったので少し残念ですが、『PSYCHO LOVE』のアウトロと被る、[2]のアウトロを優先させたと、カットされた理由も思い浮かびます。
YOSHIKIさんのソロ曲やXJAPANになってからの曲は、YOSHIKIさんの頭の中で鳴っている音を再現する、一本道だが、たどり着くまで時間がかかるイメージですが、
TLRSの曲は、メンバーの個性を受けてジグザグに進みながら最適な場所にたどり着くイメージを受けます。
『紅』はHIDEさんやTAIJIさんのアレンジで改造され、代表曲となりました。
そういった意味では、TLRSにはXのようなバランスを感じます。
これからもTLRSで、新曲、既存曲を問わず、二転三転四転五転した曲が聴きたいです。