【SAY ANYTHING ACOUSTIC(1995.12.31)】
私が初めてX JAPANのCDを聴いたのは、「PERFECT BEST」でした。おそらく、一番収録時間が長くてお得だと考えたのでしょう。その中にアコースティックバージョンで、3分弱の曲として収録されています。

この曲は、アルバム「LIVE LIVE LIVE TOKYO DOME 1993-1996」に元々収録されていた曲です。
実は、1995年12月31日の東京ドーム公演のセットリストを見るとSay Anythingの記載がありません。それではこれはいつ演奏されたというと、ダブルアンコールのJokerの前にYOSHIKIさんとTOSHIさんで即興のように演奏されたバージョンです。

当初このバージョンしかSay Anythingを聴いていなかったので、ものすごくきれいな曲だけどあっという間に終わる曲だと感じていました。

【Say Anything (Jealousy版)】
Say Anythingのスタジオ版を聴いたのは、かなり後になってからでした。
スタジオ版は8分38秒あり、ストリングスやギター、ベース、ドラムの楽器隊、ギターソロなど私にとっては追加の要素がふんだんにあって、改めて感動しました。
アルバムDAHLIAには大作バラードが多く収録されていて、X JAPANとしてもEndless RainやForever Love等大作バラードの枠は埋まっています。
YOSHIKIさんの作る曲も短く、ギターソロも無くす方向性になっていますが、久しぶりに新作の大作バラードが聴きたいです。



X JAPANのシングルAngelは、ライブで、ボーカルとピアノ、ストリングスのシンプルな形式で演奏されていて、スタジオ版でコーラスや楽器隊が細かく加えられました。
ですので、私はSay Anythingと同じように、一粒で二度おいしい感覚になりました。
シンプルな形式でも、要素を詰め込んだ形式でもどちらも楽しめるのがYOSHIKIさんの作る楽曲の魅力だと思います。