あれは俺が学生の頃でした。
夏休みで帰郷していまして実家にいたんすよね。
チャイムがなりまして玄関に出てみると
何と、
若いかわい子ちゃんが
立ってるではありませんか!
平日の真昼間になんというラッキーな
出来事でしょう。
もうそれだけで俺はテンションMAXでございます。
ドキドキ感を気付かれないように冷静さを装い
とにかく何しに来たのか話を聞いていました。
すると、
「あなたは神を信じますか~?」
素で、「げ」とか言ってしまいました。
しかし、しかし、駄菓子菓子
相手は何と言ってもかわい子ちゃん。
これくらいでめげる私ではありません。
即座に気を取り直しまして
私はこう答えました。
「あ、奇遇ですね、
俺も神様大好きなんすよ!」
ここで相手を否定してしまっては
彼女に逃げられると思いまして
必死にひねり出した返答がこれでした。
しかし、何だか彼女の顔色が優れません。
変な奴を見る目でこっちを見ています・・・。
何とか機嫌を取り直したい一身で
一生懸命俺が神様大好きなんだってことを
相手に伝えました。
すると、どうもこの人、聖書(らしき物)を
売りに来たらしいのです。
そうです、押し売り系の人だったのです。
そうと決まれば話しは早いでございます。
もちろん俺は声を大にしてこう言い放ちました。
「聖書って言えば世界のベストセラーじゃ
ないっすか、俺ちょうどそれ欲しかったんすよ!
それ買いますわ。買うから是非うち上がってよ。」
と満面の笑みを浮かべながら
うちに上がってもらおうと
彼女の手を掴もうとした瞬間・・・
走って逃げてった!!!
おい、ちょっと待てよ、俺買うって言ってんじゃん。
何で走って逃げるんだよ。
しかも全力疾走だよ彼女。
走り行く彼女の背中を見つめながら
俺はこう叫んだのであります。
オー マイ ガ───ッ!!!
実話です。