家内が元気だった頃、こだわった事のひとつに、大晦日の着替えがある。毎年の大晦日、休む前に、新しく買った下着に着替えさせられた。まだ元気な頃には、それが少しうっとうしかったが、今年は、なぜか一人で、自分の下着を買いに行った。どういうお店にいけばいいのかもわかない私は、会社の女の子に尋ねて、お店を教えてもらった。ここ四十年、この手のお店で買いものをしたことはないので、何が、どこにおいてあるのかもわからない。広い店内をうろうろしたが、わからない。お店の店員さんに尋ねて、やっとたどりついた。パンツとシャツ等をかったら、5000円近くかかった。「意外に高いものなんだ」と、そこではじめて、家内のやりくりの苦労を知った。情けなくなり、また涙がこぼれそうになってきた。せめて大晦日、家内のこだわりを、例年のように尊重しようと思う。競馬 トレンディ