さあ、今日はガバナについて書いてみます。
setcpuとか、romcontrolで「cpu governor」というのがあります。
これは、cpuの動作クロックの変化を制御する結構重要なものだったりします。
つまり、どんなにいいromでもkernelでも、このガバナによってはひどいことになったりします。
この前紹介したromで使えるガバナで少し実験してみました。
ガバナをセットした後、アメーバのアプリを起動して、一番上から下までスクロール
それを行ったあとにどういう風にcpuクロックが変わったかです。
まずはsmartassV2
全体的にいい感じに使われていますね。
必要な場面ではクロックが1000にあがり
それ以外は低いクロックで動作しています。
次はconservative
smartassV2よりも少し上のクロックを使っていますね。
同じ作業で、かつ体感的にどちらも変わらないのであれば
smartassV2の方が省電力ということになります。
ちなみに、今回の実験では動作に差は感じられませんでした。
次はlulzactive
はい、今回の実験では完全に1000MHzフルで動いてました。
体感スピードはいいでしょうが、この程度でマックスで動くようなら
省電力は期待できませんね...
電池持ちは気にせずレスポンス重視ならOK!
次はpowersaveです
lulzactiveとは対照的に最低クロックの100固定ですね。
これは...ひどい動きでした。
こんなの使うことあるのかな?
失礼かもですが、初代regzaと体感的に似てました。
擬似的にregzaの動きを体感したいならこれで!w
次はondemandです
基本的にはsmartassV2と同じ感じですが、
全般的に中盤のクロックが多いかな?という感じです。
最後はperformanceです。
これは、問答無用で最高クロックで動作するやつです
パフォーマンス重視ならこれで!
さて、とりあえずはこの6つですね。
僕としては、パフォーマンスと省電力どちらも求めるのであれば
ondemandかsmartassV2がおすすめです!
しかし、この結果はあくまでもデフォで動かした場合です。
consevativeとondemandに関しては
setcpuのadvanceという項目で細かく設定することができます。
このぐらいの負荷ならクロックを上げて...のような感じに。
なので、その辺で調整すればさらに使いやすくなると思います!
このように、実はガバナを変えるだけでパフォーマンスも消費電力も大きく違ってきます。
みなさんもその辺をいじって極めて見てください!