前場の日経平均は反落。NY株安を嫌気して寄り付き早々に38,519円(-287)まで下落すると、売り一巡後は38,700円を挟んだ持ち合いに移行。東証主力株は、TOPIXが小幅に上昇 ≒ 先物需給の売り傾斜による日経安のため、エネルギー関連を中心に買い優勢で推移。

中小型株は 6184 鎌倉新書、3665 エニグモ、6309 巴工業、9519 レノバ、4570 免疫生物学研究所、7097 さくらさくプラス、9237 笑美面、5010 日本精蝋、2341 アルバイトタイムズ、6578 エヌリンクス、6016 ジャパンエンジンなどに短期資金が流入。主役クラスはAI関連を中心に軟調。

□ 午後の展望 : 弱含み、二段安に要注意

38,600-38,850円レンジでの方向感の乏しい展開が本線。来週の日米中銀会合を前にした実需筋の様子見ムード、直近の地合い悪化による市場マインドの軟化などを踏まえれば、先物での仕掛け売りによる38,500円割れをリスクシナリオとして念頭に。

日米中銀会合に絡めた27,000円台半ばまでの一段安への備えを優先しつつ、ターゲットを絞った強気スタンスを継続。

※ 横並びで上値を切り上げてきたAI関連に関しては、停滞が続くほどに(戻り)売りバイアスが増幅してきます。複数のAI関連銘柄をお持ちの方は「現値水準での一部売却、逆張りにて売り抜け、押し目買いによる育成」などに分類・対応していくのがおススメ。

【ウォッチ銘柄】

▼ 5586 Laboro、5254 Arent、3993 PKSHA
高値からの下振れ、3月安値水準割れなどテクニカル悪化が顕著なAI関連は「現値水準での一部売却」対応が賢明。Kudan(4425)は10日線際の正念場。

では 午後もよろしくお願いします。