□ イベントリスクの確認 : (1)週末の日銀会合は先月の大幅修正(ゼロ金利解除)を踏まえれば「現状維持での様子見」決着 → 株価の下支え効果...がメインシナリオ。ただし、従来型金融緩和の継続をきっかけに円売りに拍車がかかる → オプション市場での円の投げ売り → 急激なドル円高が株安要因と化すシーンにも要注意。

 

(2)3連休中のリスクイベントとしては、金曜の米3月個人消費支出における物価指標(PCEデフレータ)に要注意。ここ数カ月は消費者物価(CPI)に比べて波乱要因になるケースは減っていますが、市場予想を上回るようならNY株安に加えて、ドル高・円安加速 → オプション市場での円の投げ売り → 日本株安...が警戒されます。

 

中東情勢に関しては、イスラエル・イラン双方が一旦は刀を鞘に納めた可能性が高いものの油断は禁物。

 

(3)来週火曜から水曜にかけてのFOMCに関しては、インフレ再燃気配に対する今後の金融政策の見通しが焦点。日米株ともに月初からの調整過程で「6月利下げ見送り」への耐久性を高めた経緯から、タカ派(利下げ先送り・利上げ)示唆にはマイルドな下落、ハト派(6月利下げ)示唆には騰勢回復が期待されます。※ この辺は株価水準を確認したうえで週末にまとめます