ミッションスクールに通い学生のころからバタ臭かった母親の影響で、子供のころから映画を好んで見るようになり、そのうち主にアメリカ映画に特化され今日に至る。

 

1970年代の同じころに公開された、George Lucasの『STAR WARS スターウォーズ』 とSteven Spielbergの『Close Encounters of the Third Kind 未知との遭遇』と出会い、その内容の多彩さと製作にかかわる物量の多さ、絵作りの斬新さに圧倒され、そのころまだ地面をはいずっているいわば4畳半シーンを美徳とする邦画に限界を感じた。

 

貧乏家系なので、経済的理由で映画を何でも劇場で鑑賞するというわけにいかないので、100本の映画があれば見たい作品を10本に絞り、実際に観に行けるのはそのうち数本というものだった。昔は田舎の映画館では2本立てではあったがそれでも鑑賞本数には限界があり、どうしても高い料金に見合った映像で現実逃避にひたる傾向になり、結果的に物量、つまり制作費に勝るアメリカ映画が中心となった。特に大作映画が多くなるのも当然だった。

 

その中で、好きな監督というのがだんだんはっきりしてきて、邦画の監督はほとんど知らないが、アメリカ映画では多くの好きな監督が数え上げられた。

 

1番好きな監督は Steven Spielbergで、私の人生に多大な影響を与えた偉大な映画監督だ。ほぼ全作劇場で見て、DVDでほとんど所持している。

 

2番目は、『Alien』以来ぞっこんになってしまった Ridley Scott監督。『Blade Runner』は最高傑作と位置付けているが、この監督の映画にハズレはない。イギリス人だがアメリカで活躍しているいまだ現役の老骨。

 

3番目は、日本好きと言われる Oliver Stone かな。

 

George Lucas は、大好きというほどではないが、もちろん好きな監督で、『Star Wars』の第1作以降監督しなくなったのは非常に残念だった。生活感を忘れさせる夢を与えてくれる偉大な映画人。

 

Jerry Bruckheimer はプロデューサーだが、この人の作る映画は大作中心で、いずれの作品も見ごたえがあり、日本の映画界では考えられない物量を誇る。日本人嫌いだという噂もあるが、そこは目をつぶろう。

 

ほかにも好きな監督などはいるが、それらも含め、以上の映画人を中心に、日を追って作品や人物像に触れていきたい。