昨夜のNHKラジオの「ラジオ深夜便」は福岡縛り。財津和夫のインタビューや福岡にゆかりのある人の楽曲が多く流された。

 

その中のひとつに【武田鉄矢の大ヒット名曲『贈る言葉』】があった。番組の中で意外な事実が明かされた。

 

80年代に全国に校内暴力の火をつけてしまったTBSドラマ『金八先生』の主題歌として知られ、今やどこの学校でも卒業式に感動を演出するために歌われたりしているので、「学校の卒業式の歌」として認識されているが、実は、この歌は別の動機で別の内容を歌ったものだ、と過去に武田鉄矢が明かしたという。

 

それは、デビュー前に福岡で付き合っている女性がいて、東京で身を立てるために福岡を離れなくてはならなくなり、その時に泣く泣く別れたときの悲しみをつづった切ない歌だったそうだ。

 

そういえば、「愛するあなたへ贈る言葉」というくだりは、中高生にしては露骨にませた部分だなぁとは昔から思っていたので、これで腑に落ちた。

 

これで、卒業式に歌われるたびに、違和感のある浮いた歌だと認識が新たになるかもしれない。