イニシエーションラブ | e*Diary





なんかすごいなるほどって思った
一文があったので忘れないように
載せときやすっきらん






【イニシエーションラブ】より

このシチュエーションのあらすじとしては、
繭子と鈴木君は付き合ってもうすぐ1年半。


そんな鈴木君は繭子のいる静岡から
会社の命令で東京に派遣に来ている。
遠距離恋愛中でやんす。

その派遣先で出会った石丸さん。
彼女は抜群の顔やスタイル。
性格もいい。
繭子が本命なんだけど、
石丸さんの存在に若干揺れてる鈴木君。


そんな時、石丸さんと
飲んでいる時、鈴木君が付き合っている
繭子の話になった時の会話







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「えーと、比べるのはどっちに対しても
失礼だと思うけど・・・特に僕がそれを言うのは
どうかと思うけど・・・
でもあえてそれを言うと、マユよりも石丸さんのほうが
美人だし、頭もいいし、会話もはずむし、
一緒にいて楽しいと思う」



「敗者への情けってこと?」




「あ、そんなんじゃない。マユよりも石丸さんのほうが
いい女だった言うのは、僕の本心だってば。
なんだけど、でも、だからって簡単に乗り換えられないのは
石丸さんもわかるでしょ?もし僕が、じゃぁ石丸さんと
付き合うって言いだしたとしても、そんなふうに
簡単に女を捨てられる相手だってことで、じゃぁ今度は
自分がいつ捨てられるかって思うだけで、
ずっと心配しながら付き合ってかなきゃならない」



「・・・うん。鈴木君がそんなイイカゲンな
性格じゃないってこと、わかってる。

でも・・・もし鈴木君が、そういうイイカゲンな性格が
自分で許せないって言う、その気持ちだけで、
そのマユちゃんって子と今も付き合ってるんだったら、
それはどうかなった思うところもあるんだけど。」





「・・・どうして・・・?」






「考えを変えるってことがすべて悪いことだ、
っていうのは言えないと思う。私は。
だって、もし最初に考えていたことが
間違っていた場合には、それを貫き通すのって、
まわりの人にとっても迷惑になるだけじゃない。
もし途中で間違ってたって気づいた場合には、
考えを変えることの方が結果的に
正しいことだってあると思う。


現に私だって、天童さん(元彼)と付き合ってた時、
私にとっては初めての恋愛で、その時は私も
この人のことを一生好きでいられるって思ってた。
だから別れた後も、きっと彼以上に好きになる相手なんて
この先一生現れないって思ってた。

でもそれは幼かった私の無知なる思い込みでしかなかったって
いうのが、今になってみたらすごいわかって。
あのまま彼と付き合い続けなくて良かったとも思う。



今だからそう思えるけど、当時はそんなふうには
思わなかった。・・・鈴木君の言うように、コロコロと
自分の意見を変えるのは良くないって私も思う。
だけど人間って成長するものだし、その時に過去の自分を
否定することだってあると思うし、それは許されることだとも思う。



・・・自分の言葉に責任を持てるようになるのって、
本当は何歳なんだろう? わからないけど、
私や鈴木君の年齢で、それができるって思うのは、
思い上がりだと私は思う。私たちはまだまだ成長する。
なのに自分の言葉に責任を持って、考えを変えないように
するのって、それを無理やり止めるのと同じだと思う。

この先、好きな食べ物だって変わるかもしれない。
それと同じように、一番好きな相手も変わるかもしれないし、
今はまだ、私たち、変わってもいい年齢だと思う。」





・・・彼からは・・・天童さんからは、お前にとって俺は
イニシエーションだったんだって言われた。
イニシエーションって言葉の意味、わかる?」





「イニシエーション・・・通過儀礼ってこと?」








「そう。子供から大人になるために儀式。
私たちの恋愛なんてそんなもんだよって、
彼は別れ際に私にそういったの。初めて恋愛をした時は
誰でも、この恋は絶対だって思いこむ。絶対って言葉を使っちゃう。
でも人間には・・・この世の中には、絶対なんてことはないんだよって、
いつかわかる時が来る。それがわかるようになって
初めて大人になるって言うのかな。
それをわからせてくれる恋愛のことを、彼は
イニシエーションって言葉で表現してたの。
それを私ふうにアレンジすると・・・
文法的には間違ってるかもしれないけど、
かっこよく言えば・・・

イニシエーション・ラブって感じかな」









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