本日3月30日の毎日新聞愛媛版にて、僕たちが4月から管理する愛媛県今治市岡村島の宿泊施設「関前ふるさと交流館」が紹介されました
http://mainichi.jp/articles/20160330/ddl/k38/040/704000c
この施設は1992年に「関前農村交流技術研修施設」として設置され、岡村島を訪れる方々の交流や宿泊の場として親しまれてきましたが、収支は黒字だったものの利用者数が少ないなどの理由で、今治市から廃止という烙印を押されました
他の地域にある同様の施設は、市の学校等の利用などがあるのですが、岡村島の施設にはそのような利用がないという不公平な状況で比較されてしまうという、住民にとっては納得のいかない判定を受けたのです
代替え施設もなく、赤字でもない施設を廃止するというのには驚きです
そんなことを言っていても、廃止が翻ることはないので、何とか存続する道を模索しなければなりません
関前諸島は高齢化率75%に迫る超高齢過疎地域
このようなこともあり、この施設を維持しようにも住民への負担が大きく困難です
そんな中、島に絶対必要な施設を残すために岡村島の自治会が施設運営するという枠組みのなかで、僕たちが何とか管理する形で引き継ぐことで何とか5年間は延命することができました
岡村島には現在民間の宿泊施設が一軒しかなく、ある程度大人数で泊まれる施設は、この関前ふるさと交流館以外ありません
関前ふるさと交流館は基本的に素泊まり専用で、宿泊料金は大人一泊3000円とリーズナブルな設定になっています
設備はキッチンと食堂、風呂が1つ、トイレは1階2階共に男女専用で計4ヶ所
キッチンには基本的な食器、調理用具、冷凍冷蔵庫、ポット、炊飯器などが揃っています
客室は1階に和室1部屋、2階に和室3部屋と2段ベッド2つがある部屋があります
外には駐車スペースとバーベキュースペース、鍵の締まる自転車格納庫があり、客室からは瀬戸内海国立公園の観音崎入り口にある乗越海岸が一望でき、夏の海水浴シーズンは目の前が海水浴場なので非情に便利です
今治市から5年間自治会が管理委託のような形のため、大幅な手直しや宿代金の変更などができませんが、この5年間の間に様々なノウハウを集積し、その後の運営に繋げていければと考えています
関前ふるさと交流館は今のところ各日一組限定で運営していくつもり(ゴールデンウィークやお盆時季は複数となる可能性も)です
1週間~2週間ゆっくり滞在して島の暮らしを体験してみたいというニーズや、芸術家の方の滞在、吹奏楽などの音楽関連やサイクリストの団体さんのご利用、釣りの拠点などにも活用いただき、交流ができれば幸いです
4月前半は引き継ぎなどの関係で予約出来ませんが、4月中旬以降からの予約は受付できます
ゴールデンウィーク期間も料金は変わりませんので、とびしま海道&しまなみ海道旅行の拠点としてもご利用ください
予約方法などは4月に入ってから準備でき次第、関前諸島のホームページ「きないやせきぜん」や、このFacebookや茜色のブログなどにてお知らせします
予約専用電話&FAX0897-88-2250は4月7日以降に開通予定です
静かな音のない環境で自然溢れる車で来れる離島、岡村島を堪能しに来てください
オープンまでもう少し
どうぞご期待ください
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