通信速度が1G以上がスタンダードになりつつある世の中ですが、愛媛県今治市の関前諸島で利用できる固定通信環境が未だISDNという悲しい現実
若い人だとISDN自体を知らないのではないかというくらい過去の環境なんです
ISDNの通信速度は64kbps(スマホが7G制限を超えて低速になるのが128kbpsなのでその半分)
最近のホームページは表示さえ難しい状態で、災害時の情報にさえアクセス出来ない可能性のある危険もあります
こんな状況を改善しようと、地域おこし協力隊任期中は高速通信環境導入に向けた勉強会を開いたり、地域の隅々までモバイル通信速度を計測して問題定義したりといった地道な活動をしてきましたが、市の財政と人口が少ない地域であることもあり、光ファイバーの導入は叶いませんでした
しかし、そんな不利な状況を改善してくれる環境が整ったという嬉しい結果もありました
それはWIMAX2です
WIMAX2は実効速度もストレスないレベルで、通信量の制限がないこともあり、地域の通信環境がある程度改善されるほどの効果がありました
しかし、モバイル通信であるため、気象状況によっては不安定になったり、場所によっては通信不能になることもあるため、地域の安心安全を担保するには満たないことも事実です
固定高速通信環境の整備は関前諸島のような過疎地にこそ真っ先に必要なものです
雇用の少ない地域に、仕事を持ち込んでもらえるチャンスでもあり、地域活性化や移住促進にも絶大な効果があるのです
地域おこし協力隊の任期は終わっていますが、引き続き地域の安全安心のために、今後も高速通信環境導入に向けて動いていきたいと思います
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