過疎高齢化に歯止めをかけるには若い世代が地域に入ってこなければなりません。
しかし、そのような地域には若い世代が安定して暮らしていけるような産業がないというのが現状です。
一から産業を興したり、企業を誘致するのはハードルが高く時間もかかります。
インターネットの普及で、ネットに安定してストレスなく接続できる環境さえあれば、どこでも仕事ができるという人が増えてきています。
これからはライフワークを優先し、景観の良い環境の中畑や釣りをしながら仕事がしたいという需要は非常に増えてくるものと思われます。
そこで注目されるのが高速通信環境の整備です。
高速通信環境があれば、今まで不利な面しか見えなかった過疎地域が、一気に有利になるかも知れません。
過疎地域は総じて景観が良く、自然に恵まれている場所が多いものです。
そんな自然に囲まれて暮らすというのは多くの人が憧れます。
素晴らしい自然＋仕事ができる環境
これが整えば、相当なＰＲポイントとなります。
特に関前諸島は、島を実感できる適度なサイズと、松山や広島へのアクセスもある程度良いという地理的利点を併せ持った稀な地域でもあります
今まで総務省の派遣事業でＩＣＴ地域マネージャー坂本世津夫先生をお招きした勉強会を半年間続け、その後も自主的に勉強会を毎月重ねてきました。
その成果から、勉強会が（仮称）関前高速通信利活用推進協議会へ発展することになりました
高速通信環境はあるだけで使わなくては意味がありません。
それに、すぐに陳腐化するような設備に投資してもすぐに使い物にならなくなる可能性もあります。
関前諸島は日本の中でも相当な高齢化地域です。
ここで有用な利活用が実現されれば、全国の地域にノウハウを提供することも可能です。
５月２８日火曜日 １９：００から関前開発総合センター２階会議室にて第一回の協議会が開催されます。
勉強会とは別に、地域の皆さんに向け、「パソコンなんでも相談室」という取り組みもスタートします
家にパソコンはあっても使い方が分からず使っていないという方
やりたいことがあるけれどどのようなソフトが必要なのかわからない方
年賀状や暑中見舞いを作って印刷したい方など
パソコンに関する素朴な疑問を自宅に伺って解決します
今後の関前諸島発展に向けた第一歩。
住民の方々の熱気は会を追うごとに大きくなってきています。
この活動が形となって実ることを心から願います
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