STEAM PCゲームのシュタインズ・ゲートリブートをプレイしました。

この物語に深く感銘を受け、続いてアニメも視聴しました。

 

このゲームのオリジナルは約17年前に発売されたのですが、そのリメイク版が登場したので遊んでみる事にしました。

実を言うと、オリジナルゲーム自体はセールの時に購入して所有しており、最初のさわりだけプレイした記憶があります。

このシリーズのレビューが圧倒的に高評価だったのもあり、プレイをする動機のひとつでした。

 

最初は主人公で大学生の岡部倫太郎はサークルのノリで東京秋葉原のはずれの雑居ビルの一角に未来ガジェット研究所を設立し、その過程で仲間を増やしていきます。

携帯電話から電子レンジを遠隔操作できるツールを作成したのですが、偶然の環境が重なって過去にメールを送る事ができる事に気が付いてそれがきっかけでタイムマシンの研究を進めていくという内容の物語です。

 

最初の頃はあまりタイムマシンの話は全面に出て来ず、個性豊かな主人公をはじめとする秋葉原の住人達との日常生活の平凡で平和なふれあいは、当初オタク文化に精通していない私からは正直ついていけない部分があり、このゲームを挫折しかかりました。

しかし物語を進める内にその会話を楽しむように変化していき、当時の秋葉原の空気を理解し感じ取ることができました。

 

ネタバレになるので、詳しくは説明しませんが、ゲームの中盤から話が一転してシリアスな展開となり、事の真相がわかってくると、タイムマシンやタイムリープで過去に行って行動次第では歴史が変わってしまう非常に危険な行為になる事に気付きます。

この歴史がかわる事象の事を「世界線」と呼んでいますが、この元ネタは2000年頃の海外の掲示板に未来からやってきたと公言したジョン・タイターの言葉を引用したのだそうです。

 

Official髭男dismのPretenderには「世界線」という歌詞が出てきますが、調べるとこのシュタインズ・ゲートで使用されていた言葉を引用したそうです。このゲームとアニメが大きな影響を与えている事がわかります。

 

この作品の凄いところは、物語の前半での何気ないシーンが後になって伏線となり、回収される事です。

後半の展開には思いもよらなかった真相が明らかになり、驚きの連続でした。

 

主人公はシリアスな状況下において別人の様になり、そして未来は2択の道しか残されていない事を知り、どちらを選んでも悲劇的な未来しかない事実に挫折しかけますが、仲間の支援と協力もあり、2択以外の別の世界線を模索します。

そして本編では真のエンディングがあるのですが、続編のシュタインズ・ゲート ゼロは本編の途中の一方の選択をしたところから物語が 始まります。この中で幼馴染のまゆりという女子高生がいるのですが、岡部との恋人関係は否定し、岡部は別に好きな人がいる事を笑顔で友達に語っていました。本人はその場では口に出しませんでしたが、物語を進めていく内にまゆりは岡部の事が好きな事が描かれています。彼の一番の理解者であり、恩人でもあり、恋愛を超えた強い絆で結ばれているのがわかりました。

 

続編のシュタインズ・ゲート ゼロには今流行りの人工知能の事が描かれています。人間の記憶をデータに移行するという研究でした。研究だけなら良いのですが、現在と照らし合わせてみて複雑な想いにかられます。

 

シュタインズ・ゲートがつくられたのが2009年、シュタインズ・ゲート ゼロは2015年なので各17年と11年の歳月がたっています。タイムマシンの方は今でも夢物語ですが、人工知能の脅威は現実に近づいています。

 

2009年当時はSDGSやLBGT、多文化共生、サステナビリティ、コンプライアンスといった用語は世の中には存在していませんでした。

今のこどもたちがこのゲームやアニメをみたら、人を殴るシーンが何度か出てきますが、これも時代の変化を感じる事象です。

 

あまり具体的な事は述べませんが、AIだけでなく、他の事象も大きな変革期に来ている印象があります。

その中で対処せざるを得ない事は出てくるとおもいます。

運命に抗い、勇気を持って希望の道を選択したこのシュタインズ・ゲートの物語はフィクションですが、ひとつの警鐘として、ひとりひとりにできる事は限られていますが、価値観が変わり、AIへの意識が高まりました。

 

いまのこども達にも、ぜひ体験してほしい作品だとおもいました。