6話は、離婚に向けて準備を進める中で、2人の一緒の時間がかなり長く、色濃く描かれていました。
2人の住むリノベーションハウスは売却相手が決まり、紘一は引き渡しの前日に水戸の実家に戻ると咲に伝えます。咲はその最後の夜にふたりでご飯を食べる事を提案します。
紘一と咲のそれぞれの父親も、催促された離婚届けを妻に渡し、手続きが加速していきます。
咲の母の美土里ですが、夫の武史の離婚原因は浮気だけではない様です。
本人の病気の事の方が大きいのではないのでしょうか。
むしろ愛情があるが故の離婚の様です。
まるで離婚寸前の崩壊した関係とはとてもおもえないような紘一と咲の距離感
紘一の肩に頭を傾ける咲に、咲の手を握る紘一。
恋愛と結婚は違うものとはよく言ったものですが、ひとつ屋根の下で暮らして、生活していく上で、現実問題に直面し、ふたりは愛し合っていますが、価値観は絶望に違います。
本当に愛しているのなら、そういう部分も許容できるのでしょうけど、本当の愛ではないという事なんでしょうか。
結婚しているのに、おそらくキスもしていないであろう関係性も不思議です。
その様な経験の無い私が言うのもなんですが、大人の事情は複雑です。
紘一は同じ家で住むのが夫婦という古い考え方で、また有事の際に30分以内に基地へ駆けつける事ができる場所に移住しなければいけない事を理解しています。
咲の方も自分の仕事に誇りを持っていて、どうしても続けたいので譲れない。
この辺りのお互いの主張が平行線でかみ合いません。
元カレの青山とは価値観も合いますし、誠実でいい人ですし、お似合いと言わざるをえません。
青山は咲へ、厳格な過程で育った紘一に合わせて、良い妻を果たそうと無理に頑張っているのがプレッシャーになっているのではないか。咲は自分らしくすればいいとアドバイスを送ります。
咲の気持ちをよく理解しているはずの元カレが、何故結婚に躊躇したのかが、いまだにわかりません。
咲の父親役の平田満さんですが、自分の演技は押し殺して、まるで佐野史郎さんがそこにいるかのような話し方や振舞いをされています。
無念の佐野さんの分までがんばろうとする気持ちが伝わります。
それはそれで、佐野さんが築いてきたドラマの雰囲気を壊したくない。溶け込みたいという気持ちは分かるのですが、もう少し自分の色を出してもいいのではないのでしょうか。
最後の晩餐の日になんと水無月が咲の自宅に上がり込んできます。
紘一の為に作った咲の手料理は水無月に食い散らかされてしまいます。
非常識を超えています。
ひとつ疑問なのですが、小説のアイデアって小説家自身が考えるものであって、出版社の編集部がそんなに手助けをするものなのでしょうか。
水無月は愛情を受けずに育って、本当の愛を知らず、その愛を知りたい欲求が小説を書く原動力になっている様です。但し、非常識ではありますが、悪い人ではなさそうなです。それに、恋愛心理を読み問く才能は異常にあるみたいなので、最終的に紘一との復縁をサポートしそうな気がします。
リコカツをみている女性からの敵意を集めているであろう、紘一の上官の一ノ瀬は嫌われ役ですが、これを演じる田辺桃子さんの演技に引き込まれます。フアンになってしまいました。
今後の作品にも注目していきたいとおもいます。
水無月の嵐が去って、ようやく2人の時間を取り戻します。
紘一は冷蔵庫の残りから、焼き魚を作ってほしいとリクエストし、夜遅くに食卓を囲みます。
紘一は自宅に配送されたカーテンを取り付けます。素敵なデザインに紘一は咲のセンスを絶賛します。そして、家は売らないで、咲が一人で住めばいい。ローンは自分も払うからと言います。
最後に、紘一は咲に幸せにできず、守ってあげられなかった事を謝罪し、これから離婚届けを出しにいく。今までありがとうの言葉を残して、家を去ります。
先週に続いて悲しいシーンで 米津玄師 Pale Blueの主題歌が流れます。
咲はこれまでの紘一から受けた数々の愛情を脳裏に浮かび、思わず紘一の後を追います。
紘一に追いつきますが、離婚届けは提出済で、離婚を止めるのは間に合いませんでした。
紘一は右手で差し出そうとした手を左手で出しなおし、咲と握手します。
その握手はしばらくの間続きますが、紘一の方から離そうとして、咲は離したくない気持ちが表れていましたが、ついに本当の別れが来てしまいます。
泣きじゃくる咲。冷めた反応の紘一。
重たいシーでしたね。
バッドエンドの様な光景でしたが、あと4話あります。
他人に戻って、そこから紘一と咲にどんな変化が訪れるのでしょうか。
意味深な次週の予告が。咲の事を想う元カレの青山、紘一の事を想う上官の一ノ瀬、咲にアプローチを掛ける(試してる?)恋愛小説家の水無月、この3人が良くも悪くも一度別れてしまった2人に接近してきそうです。
次週はハグシーンで主題歌挿入シーンを聴く事ができるのでしょうか。