第2話は岩崎楓(平手友梨奈)が主役でした。

 

1話の万引きの防犯カメラを押収したのは、楓の将来を守るための行動だったんですね。

ここまでしてくれるのは桜木ならではです。

 

楓は桜木がこの証拠を使って脅すのではないかと誤解し、防犯カメラの映像を取り返そうとして、夜の学校に侵入して桜木が寝泊まりしている教室内のテントの中を物色しますが、みつかりません。

遠くから足音が聞こえてきて、そこにあった桜木のタバコにライターで火をつけてテントを燃やしてボヤを起こしてしまいます。あわてて学校の階段を駆け下りますが、同じく防犯カメラの映像を取り返しに来た瀬戸輝(高橋海人)と鉢合わせます。

 

ボヤで済んで良かったのですが、一歩間違えれば他の教室にも燃え広がって、更には逃げ遅れて犠牲者も出かねない軽率過ぎるだけでは済まされない。そして罪を桜木へ擦り付けるというとんでもない行動です。

 

楓と瀬戸が学校内に入るところが防犯カメラの映像に写っていました。

すると瀬戸は楓をかばう為に、自分が放火したとウソの自白をします。

 

1話の桜木を陥れる動画は、同じクラスの生徒を使って瀬戸が作成したものでした。

この目的も楓を守るための行動で、瀬戸は楓の事が好きなんですね。

それでもすべてお見通しの桜木

 

バドミントン部の大学推薦が掛かった関東大会の予選、楓は万引き犯の常習者という張り紙の嫌がらせが続きます。

後に判るのですが、パートナーの清野が楓を潰して自身の推薦枠を得るために、コーチを誘惑して近づき、楓がヒザに持病を抱えている事を知り、わざと膝に負担が掛かる厳しいトレーニングをさせたり、大会当日では故意に接触して膝の状態を悪化させる等の行為を働いていました。

これも桜木先生が生徒を使って盗撮して証拠の映像を掴んでいました。

 

結構試合のシーンが長かったですね。私は嫌いではないです。

1話では力んだ構えが気になっていましたが、2話では結構サマになっていました。

特に清野を演じていた女優さんはバドミントン経験者しゃないか?っておもう位に悪くなかったです。

 

放火も重罪ですが、このような行為こそ本当は到底許されるものではありません。

コーチに対し、教師としてだけではなく、人間としても落第だ!と言い放ちますが、それ以上の罪は問わない桜木。

立派な犯罪だとおもいますが、これも楓のパートナーの将来を考えての事なんでしょうか。

 

放火の件は、桜木は自らタバコの火の不始末という事を申し出て、これも楓をかばいます。

 

楓は専門の医療機関を受診しますが、治療とリハビリで2年くらいかかるのと、成長期には治療できないので、高校を卒業してからで、治療効果については人によって効果がある場合とそうでない場合があるのでわからないとの事でした。

 

桜木は楓に東大受験はオリンピックより簡単だと、別の道を勧めます。

楓は桜木の言う事に耳を傾ける様になり、勉強を頑張ろうと考えますが、当然ながら親に止められます。勉強なんて才能のない人がする事? 彼らにとっての価値観ではそうなんでしょうね。

 

ここで重要なのは、桜木が言ったように、本人の意思を尊重する事だとおもいます。

万引きをしたのも、怪我を隠して練習を続けたのもすべて自分の意思であって、他人のせいじゃない。将来どうするかも自分で決めろと。

 

東大に合格したからと言って、その先の将来が約束される訳でもないですし、スタートにすぎません。手段と目的を履き違いかねません。

東大に行って何を学ぶのか、そして卒業後に将来どのような職種に就きたいのかが大事であって、合格する事のみの目的では意味が希薄です。

でもそんな事言い出したら、このドラマを否定する事になるのでは?

 

もちろん、東大を目指して受験に合格する事自体、悪い事ではありません。学業に限らず、何かに真剣に取り組んで成果を出す事は素晴らしい事です。

 

そもそも、東大に合格するような学力の高い人の多くは、親や教師に言われずとも、自らの意志で勉強します。

 

とはいえ、上述の事は大抵の高校生にはわからないですよね。

私なんか当時、高校生の頃は能天気で、大きな目的もなく、何も考えていませんでした...

 

少し偉そうに語ってしまいました...

 

楓がオリンピックを目指したいのであれば、可能性が低くてもそれを目指すのもいいとおもいますし、東大を目指すのなら、それもまたよい事です。

 

1話で暴れていた生徒達も、根は悪い奴ではなさそうです。桜木にうまく手なずけられていました。なんだかカワイイですね。

 

瀬戸と楓にしても家庭環境から闇を抱えていますが、2人も根は悪い人ではない様です。

 

楓は推薦枠を奪われた清野を恨まずにサポートして応援する姿勢にはいい意味で驚きました。普通はなかなかそういう事はできません。

 

楓の両親は幼少期からのスポーツ英才教育で、意図せずとも結果的に楓の心を追い込んでいます。親が熱心な気持ちの部分、自分達が成し得なかった夢を娘に託してるのでしょうね。すべてを否定することはできないですし、本人も嫌々バドミントンをしている訳でもないですし、難しいところですね...

 

原作が漫画だけあって、突拍子もないストーリーになっていますが、桜木先生のカリスマ性と懐の深さで、降りかかる難題を解決しています。

 

阿部寛さんは、映像でしか知りませんが、謙虚で真面目な方というイメージがあります。

まさにこの桜木のキャラクターとは似ても似つかない様な素顔ですが、仕事として見事に演じられているところにプロ意識の高さを感じます。

 

おせっかいですが、このドラマを観て、大学受験を目指す中高生に響いてくれたらいいなっておもいます。