本来無毒なシロオビアゲハの雌の中から、
一定の割合で、食草由来の毒を体内に持つ
(故に、外敵に狙われ難い)ベニモンアゲハに
擬態する個体が出現することが知られています。
まぁ、外敵から逃れる知恵ですかな。
上部、通常のシロオビアゲハ(左: 雄、右: 雌)。
下部、左: シロオビアゲハ雌、擬態個体。右: ベニモンアゲハ。

(原書論文から引用)
今回、擬態に関わる遺伝子座の染色体の構造が、
明らかにされました(原書論文参照)。
端的に云えば、通常個体や他のチョウと較べると、
擬態個体では、染色体の一部に、逆位が起きて居て、
そこに在る遺伝子群の発現が独特なものになり、且つ、
正常な遺伝子群と組み換えが起きなくなっており、
遺伝形質が固定されている模様。
未だ、擬態化に至る(つまり、翅の模様や色の違ぃを起こす)
メカニズムの詳細は不明で、今後の課題。
一定の割合で、食草由来の毒を体内に持つ
(故に、外敵に狙われ難い)ベニモンアゲハに
擬態する個体が出現することが知られています。
まぁ、外敵から逃れる知恵ですかな。
上部、通常のシロオビアゲハ(左: 雄、右: 雌)。
下部、左: シロオビアゲハ雌、擬態個体。右: ベニモンアゲハ。

(原書論文から引用)
今回、擬態に関わる遺伝子座の染色体の構造が、
明らかにされました(原書論文参照)。
端的に云えば、通常個体や他のチョウと較べると、
擬態個体では、染色体の一部に、逆位が起きて居て、
そこに在る遺伝子群の発現が独特なものになり、且つ、
正常な遺伝子群と組み換えが起きなくなっており、
遺伝形質が固定されている模様。
未だ、擬態化に至る(つまり、翅の模様や色の違ぃを起こす)
メカニズムの詳細は不明で、今後の課題。