啼く鼠 | Flog

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Frogの研究者の息抜きblog

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Mark Twainの生誕176周年?(って、アメリカは、明日ですけど)

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啼く鼠のニュース、初出は既に1年以上前ですね。その後、何回か、繰り返し報道(例えば、これはこの夏の報道 [cache] )されて来たようですが、悉く見逃していたようで(笑)。




探してみたんですが、論文が未だ出ていないようですね。特許でも取っている最中なのか(笑)?

状況証拠からの推察ですが、どうやらDNA polymerase δに人工的に変異を導入して、DNA複製の際に間違いが起こり易くなった、つまり、遺伝子の変異が起こり易くなったマウスを作製して、その交配に依って、偶然産まれた突然変異体の様ですね。同様な遺伝子改変マウスは、(遺伝子が傷つき易いので)癌になり易いことが、他の研究者に依って示されています

一体どんな遺伝子が変異して、(人間に聞こえる周波数で)啼けるようになったんでしょう?脳の機能に変化があるのか、単に解剖学的に音が出易いようになったのか?本来のひとに聞こえない波長での啼き声にも変化があるのか?面白いですね。

学会等では発表されているんでしょうか?




ところで、他にも啼く鼠は、知られています。

これは、『小鳥のようにさえずるマウス ♪ 人の可聴域音でこのような声を出す世界で初めてのマウスです。このマウスは1988年に福島県郡山市で捕獲した野生ハツカネズミの子孫で、現在は、KOR1/Stmマウス­として飼育されています。さえずる個体の頻度は全体の10%ぐらいです。さえずる個体は雄に多く、さえずる雌はわずかです。』(cache)だそうで。




同じ遺伝子の変異なのか?


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