摩周湖 | Flog

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Frogの研究者の息抜きblog

--- since 01-06-07 ---

週末は、一歩も外へ出ず、家で養生。
漸く、日曜の日暮れ前に、食料品の買出しに出ましたが、未だ、完璧ではないですねぇ。


鼻を擤み過ぎて、鼻の皮が剥けて痛ぃんですけど(苦笑)。


TV Japanで、『NHKスペシャル 幻の霧 摩周湖 神秘の夏』(cache)を観ました。

摩周湖と云えば、布施明の『霧の摩周湖」でもお馴染みの様に、霧が有名ですが、実は霧にも様々な種類が有り、中でも、太平洋上で生じた『海霧』が釧路湿原から湿気の補充を受け乍ら摩周湖周辺迄500kmの距離を流れ着き、更に外輪山を乗り越え、一気に湖に流れ込む『滝霧』は圧巻です(と云うのをついさっき知った訳ですが・笑)。

当然の事乍ら、霧の成分には塩化ナトリウムが多く含まれている様です。摩周湖は、直接流れ込む河川がない閉鎖湖なので、汚染され難い環境に有り、其れが故に、透明度がかつて世界一だったこともあるようですが、近年は、少しずつ汚染が進んで居る様ですねぇ。

海が汚染されると、その汚染が、『滝霧』に依って、摩周湖の汚染に繋がる可能性もそのうち出て来る可能性もあるかもしれません。将来、放射性セシウムが出たりなんかしないことを祈りますよ。

その一方で、地球の温暖化に伴う海霧自体の発生件数の減少、また、自然開発破壊に依る湿原の減少に依り、湖迄到達可能な海霧の減少、等の理由で、滝霧そのものが、そのうち観られなくなる可能性もあるようで。

美しい自然の映像だけでなく、色々、考えさせられる番組でした。

Sun, Oct 16