例によって、イキナリ、書評。読んだのは、コチラ ☞ 『ホルモー六景』。
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あの 『鴨川ホルモー』の世界が帰って来ました。
しかも、有栖川有栖に依る解説と云う贅沢さ。早速、冒頭を引用しよう。
---------ココから----------
解 説 瑞々しい青春ホラ小説
本書は、『鴨川ホルモー』の登場人物たちの「実は、あの時・・・・・・」や、非登場人物たちの「実は、こんなことも・・・・・・」を描いたオムニバス短編集で、六つのエピソードから成るスピンオフ的な続編だ。『鴨川ホルモー』をすでに読んだ方を想定して書かれているが、この『ホルモン六景』をいきなり読んだらさっぱりわけが判らない・・・・・・ということもない。そして、前作が読まずにいられなくなることは請け合いだ。
---------ココまで----------
成る程、『ホルモー』の世界は、ホラ話なのか。云い得て妙である。
と感心した訳だが、上述の後半部に関しては、僭越乍ら、全くの素人が、プロの作家に向かって、異を唱えざるを得ない(笑)。幸い、読者には、プロもアマもないので、許して貰おう。
アリスの云う様に、本書には、前作のスピンオフ物語が満載である。其れ故に、先ず、前作『鴨川ホルモー』を読んで、その特異な世界に触れて下さい。そして、その世界にどっぷり浸かり、それを愉しめた者だけが、本書へ戻って来て下さい。
残念乍ら、前作を読んでいない、或いは、愉しめなかったひと達には、本書を読む資格がありません、と云うよりも、読んでも、その面白さは、ほとんど理解出来ないでしょう(笑)。勿論、プロの作家が、作品として売っている以上、或る程度、物語をフォローすることは可能であろうが、その行間にある物は、全く見えて来ないであろう。
それ程、本書は、対象読者のストライクゾーンが狭いのである。が、逆に云えば、前作を愉しめたひと達にとっては、至るところで、ニヤニヤ、ワクワク、ホウホウ、ドキドキ、ホクホクすること、請け合いだ。
従って、前者にとっての評価は、★~★★★にしかならないであろうが、後者にとっては、★★★★★である。ココでは、平均を取って、★★★★としておこう。
最後に、ひとつだけ、本書からのエピソードに触れておこう。前作では、京都の東西南北に位置する京都大学、立命館大学、龍谷大学、京都産業大学の学生のメンバーに依る対抗戦で、『ホルモー』が闘われていたのであるが、本書では、実は、他の大学でも過去に行なわれていたこと(これは、深読みをすると、解説者が有栖川有栖であることと関係があるのか?)、また、東京でも、似た様な対抗戦が、密かに行なわれていることが、明らかになった。若しかすると、更なる続編が期待出来るのか?なら、とっても、嬉しい、のだが。
私にとっての目下の大問題は、前作を読み返したいのに、何処へ行ったのか、家中を捜しても見付からないことである。
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Thu, Jun 23
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