最近は、ディスポーザルの商品が氾濫しているので、乾熱滅菌なぞ、今や昔、この数年したことがありません、って、乾熱滅菌が必要な器具を使った実験をしていない、と云う話もありますが、まぁ、昔は、molecular biologyやmicrobiologyのテクニックを習い始めるに当たって、先ず、最初に器具の滅菌(この場合、前者と後者に於いては滅菌の意味合いが多少異なるのですが、それは置いておいて)から始める訳で、乾熱滅菌は、「いろは」の「い」でして、それが何かと問われれば、まぁ、早い話が、ovenで焼いて180-220℃の高温で滅菌すると云うもの、この他に良く使われるのが、オートクレーブ、と云う方法で、コチラは、圧力鍋で、高圧(2気圧)、高温(121℃)下で、蒸気で滅菌すると云うもので、皆さんも、ジャムを作って瓶詰めにして圧力鍋で滅菌したことがあるかもしれませんが、同じ原理で、そのちょっと大掛かりなもの、圧力鍋ですから、大きな声では云えませんが、例えば、イモを蒸かしたりとかも出来る訳で、その昔、未だ、学生実習などを担当していた頃、そう云う話をしたら、サツマイモを買って来て、本当に蒸かしやがった学生が居たなぁ、などと大昔のことを憶い出しましたが、えっとぉ、何の話だっけ、そうそう、両者は、目的に応じて使い分ける訳で、まぁ、どちらを使っても良い場合と、乾熱滅菌、或いはオートクレーブじゃぁなければ駄目なモノがある訳で、例えば、金属やガラスは乾熱滅菌で焼くことが出来ますが、液体やプラスチックなどは焼けないし、乾燥していなければいけないモノをオートクレーブで蒸気に晒す訳にもいかないしって、まぁ、大体は常識的に判断がつくものなんですが、世の中には、必ず、そういう判断が出来ないひと達が居て、多くの場合は『滅菌』と云う言葉に囚われている所為なのかな、と思うのですが、つまり、乾熱滅菌とオートクレーブはどちらも『滅菌』するもので、同等だと云う考えに囚われるんでしょうか、通常ならやらないであろう間違いを犯すひと達が少なからず居りまして、そう云う輩が犯す典型的な、そして、その結果、時には、機械を再起不能にしてしまう事態が、プラスチックを乾熱滅菌する、と云う、嗚呼、余りにも愚かな行為で、その結果、下手をすると火事にもなり兼ねない訳ですが、昨晩、それが起こりまして、夕方、プラスチックが焼ける様な匂いが立ちこめて来て、場所はどこか?と探すと、乾熱滅菌器から、煙がモクモクと(笑)、って、笑い事ではないのですが(笑)、いや、だから、そこは笑うとこ
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Tue, Nov 16
- 15:01 今日は雨。11月の雨にしては、其れ程、冷たくはないけど。
- 01:03 142 - Flog http://bit.ly/bPvVDF #twitbackr