昨日から真冬日です。と云っても、せいぜい最低でもマイナス14-15℃ですが。
最近は、温暖化で、それ程冷え込むこともなくなったんでしょうが、私が子供の頃は(北海道ですが)、マイナス20℃とか、下手をするとマイナス30℃も経験していますから、それに比べると屁みたいなものです。でも、実を云えば、雪が無く快晴で却って寒いです(笑)。或いは、歳の所為か?
ところで、今日は、Joan Steitz
(Yale大学)のセミナーがありました。
実は、2日続けてで、私は行きませんでしたが、昨日は、『Beyond Bias and Barriers: A Report on a Report on Women in Science』と云うタイトルで、多分、啓蒙的なお話だったのでしょう。
今日は、『Tiny RNPs: Versatile Regulators of Gene Expression in Vertebrate Cells』と云うタイトル。何時も(大きい部屋なので)ガラガラのセミナー室が満員でした。
いやぁ、さすが、HHMI Investigator
、途中ちょっとシドロモドロの部分もありましたが、基本的に話が上手い(と云うより聴衆に親切で判り易い)し面白い。
Joan Steitzは、長年、RNAの世界に君臨して、第一線で活躍して来ました。例えば、'90年代には、このような仕事
を中心に。
で、今日の話は、今、流行のmiRNAの新しい機能について。
かいつまんで云うと、
そもそものきっかけは、或る種のmRNAの3'-UTRに存在するAUに富んだAU-rich element
(ARE)と云う配列の機能解析。元々はこの配列があることで、mRNAが不安定になることが知られており、mRNAのターンオーバーに関わっていることが知られていたが、何と、細胞周期が停まっている時には、このARE配列があるとmRNAが高効率で翻訳されるようになることが分かり、更に、このAREに結合して翻訳効率を上げているタンパク質を同定したところ、それは、miRNAの機能に関わるものとして知られているタンパク質だった。当然、次の質問として、じゃぁ、miRNAは関わっているのか?と調べると、AREに結合するmiRNAが見付かり、しかも、細胞周期が停まって居る時は、miRNAに依って翻訳が活性化され、細胞周期が動いている時はmiRNAに依って発現(翻訳)が抑えられると云うことが分かった。更に、2つのAREとは無関係な別なmiRNAでも調べると、細胞周期に依存して、ターゲットの発現(翻訳)を活性化したり抑制したりすることが示され、或る程度、普遍的な現象の可能性がある、と云うお話でした。
今日の世の中:
伊達、13年ぶり4大大会出場/全豪テニス;学生、階段などで血の足跡を目撃 中央大教授刺殺事件;民事判決「他殺と推認」県警は「自殺」 愛媛の漁師死
亡;クライスラーのローン会社に1300億円融資 米財務省;2010年に5%成長のV字回復、米経済報告が強気予想;「オレオレ」で誘い出し→留守宅に
窃盗…埼玉;阪神大震災:被災14年 7千本の灯ろうに「希望の灯り」;監禁:ボーイ・ジョージ被告に禁固1年3月の判決;不時着機のエンジン2基とも脱
落 米運輸委が捜索;「奇跡」を呼んだベテラン機長 NY旅客機不時着;米株価、8年で2割下落=大恐慌以来最悪-ブッシュ政
権;100000000000000ドル紙幣が登場、異常なインフレ下のジンバブエ。
今日の瞬間最低体脂肪率: 24%
今日の万歩計: 7,050