寒太郎 | Flog

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Frogの研究者の息抜きblog

--- since 01-06-07 ---

寒さが増して来ました。

今日は1日中寒太郎 (←音出ます)が吹いてました。

御陰で紅葉していた葉も可成り散りました。


そんな中、何の脈絡もありませんが(笑)、例によって、abstractだけ見て中身をちゃんと見てませんが、こんな論文が出ていて 、(abstractを見ただけで充分)へぇ~と驚きました。

Mutations of LRTOMT, a fusion gene with alternative reading frames, cause nonsyndromic deafness in humans

このタイトルは、英語をそのまま片仮名に置き換えるしか上手く日本語に訳せませんね。

要は、ヒトの非症候群性難聴(=難聴以外には他の臨床症状を示さない遺伝性難聴)の原因遺伝子のひとつ、LRTOMTが同定されたんですが、何とその遺伝子は、2種類の異なるタンパク質を作っていました。その2種類のタンパク質は、下等な哺乳類、例えば齧歯類では異なった2つの遺伝子に依って作られるんですが、それ等は隣合って存在しており、進化の過程でそれ等が重なって融合して入れ子状になってひとつの遺伝子になったんじゃないかね、と推定されると云うお話。

↑が、何を云っているのか、分子生物学の基礎の基礎を知っているひとにはこれ以上の説明をする迄もないんですが、何も知らないひとに説明するとなると、滅っ茶、難しいですな。





ぅ~ん、色々、試行錯誤したけどダメ。説明放棄。ぺこり。

ひとつの遺伝子が、"異なる"タンパク質を作る例は、これ迄も知られていますが、その場合は、alternative splicingに依るもので、つまり、タンパク質の一部分は、同一の共通の構造を持っているのが普通で、今回の例のように異なるリーディング・フレームが入れ子になって、ひとつの遺伝子から、それぞれのリーディング・フレーム独立に"全く異なる"タンパク質を作ると云う例は、無学な私は知らないんですが、他にあるんですかね?バクテリアとか酵母ならあるのかな?誰か教えて下さい。

逆ストランドに別な遺伝子が乗っている例はありますよね。って、そんなのを見たことがあるような気がするが、具体例は覚えていない。誰か、ご存知?


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