先日、TV Japanで、『ダーウィンが来た!』を観ました。
メキシコにある砂漠に湧き出る泉に棲息する不思議な魚の話
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ミンクリーと云う魚なんですが、幼魚のうちはどの魚も堆積物を食べているのですが
、成魚は外見上区別がつかないけれども、実は決まった食べ物しか食べないように分化しており、今のところは、同種の魚ですが、分化が更に進めば何れ外見的にも異なる別種に変わって行く、進化の途上なのでは?と注目されているそうな。外見上は区別が付かないと云いましたが、解剖学的には、実は、或る魚は、小型の巻貝を飲み込んで咽頭歯で砕いて身だけを飲み込み、殻を吐き出す専門で、従って、咽頭骨が大きく発達しており、別な魚は、専ら堆積物を吸い込んでエラで漉して食べるので、咽頭歯を使う必要がなく、従って、咽頭骨は余り発達しておらず、また、別の魚は、他の小魚(下手をすれば同種の幼魚すら)を専門に食べるのみで、咽頭骨は中程度の発達をしている、と云う風に発生的に器官の形成に変化が起きているのでした。
この分化が、どうやって起きるのか、つまり、遺伝的なものなのか、環境的なものなのか、偶然に左右されるのか、全くの謎だそうですが、実験すれば直ぐ分かりそうな気がするんですが、飼育が難しいのかなぁ?
番組を観た限りでは、同じ親から産まれたsibling(兄弟/姉妹)から全てのタイプが出て来るようなので、単純に形質が遺伝的に固定されている訳ではなさそう。素人の単なる直感で云えば、siblingの中でも、通常は、発生の早い個体、遅い個体が出て来るので、成長が早い>中くらい>遅い個体が、それぞれ、異なったタイプの咽頭骨、良く発達>中程度に発達>未発達(或いは、この逆順)な咽頭骨を形成するとかね。
まぁ、遺伝学的、発生学的に面白そうな研究材料ではある、と思った次第。
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