一口馬主クラブ(200口以上)紹介 | バッタの一口馬主データ分析室

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 最近、一大ブームになっている一口馬主ですが、これからはじめよう又は出資クラブを増やそうとしている人は、一口馬主クラブが多すぎて困っている人もいるだろうということで、一口馬主クラブを選ぶ上でのポイントをまとめた記事を作成しましたので、よろしければお読みください。

 

 

1 一口馬主クラブを選ぶ上でのポイント

 私は、一口馬主クラブを選ぶ上でのポイントは以下の6つだと思っています。

 ・募集馬数

 ・馬質

 ・コスパ

 ・必要資金力

 ・競争率

 ・新規優遇策

 

 募集馬数が多ければ多いほど、それだけ選択肢が広がり、選ぶ楽しさが増えます。

 馬質が高ければ高いほど、G1や重賞などで活躍できる可能性が高まり、夢が大きくなります。

 コスパが高ければ高いほど、少ない資金で長く一口馬主を楽しむことができます。

 競争率が低ければ低いほど、欲しい馬を手に入れることができる率が高まり、また、馬の成長の度合いを見てどの馬に出資するのかを決めることもできるようになります。

 新規優遇策があると、初回の出資のハードルが下がり、始めやすくなります。

 これらの視点で各クラブを見ていきましょう。

※コスパは維持費も含めて計算しています。

 

2 シルク、キャロット(ノーザン系クラブ)

 ノーザンファーム系の大口クラブは2つあり、キャロットとシルクです。

 この2つのクラブの特徴はとにかく募集馬の数と質が優れているということにあります。

 募集価格は他のクラブよりも若干高めですが、種牡馬、繁殖牝馬、育成の質が他のクラブとは段違いなので、コスパもダントツに高いです。

 このように、シルク、キャロットは他の一口馬主クラブから頭3つほど抜けた存在です。

 しかし、このように優れたクラブだからこその問題もあります。

 それは競争率です。

 シルク、キャロットの会員数はめちゃくちゃ多く、そのため、募集即満口はあたりまえ、400の枠に2000を超える応募があることもあります。

 しかも、キャロットは母馬優先枠&既会員優先制度、シルクは実績枠というものがあり、新規勢は好きな馬に出資できる可能性はキャロットの場合は皆無、シルクの場合でも非常に低いです。

 シルク、キャロットにいくらいい馬が集まっているとはいっても、買えなければ意味がなく、自由に出資する馬を決められなければ、面白さは半減です。一世代全部落選するなんてことも普通に起こります。

 このように、シルク、キャロットは業界で頭2,3個抜け出た存在だからこそのデメリットも存在するということは踏まえたうえで参入されたほうがいいと思います。

 

 

3 東京サラブレッド

 主に社台(ノーザン含)から馬を購入して募集するバイヤー系のクラブです。

 かつては社台以外からの募集馬もそこそこいたのですが、最近はかなり減ってきて、実質的には社台グループの傘下的なクラブになりつつあります。

 馬質は若干キャロット、シルクよりは劣りますが、それでも相当な質の高さを誇ります。

 ただ、バイヤー系なので、キャロットやシルクと比べると若干値段が上乗せされており、コスパはキャロット、シルクほど高いわけではありません。

 その分、競争率もゆるく、1年に1頭だけに使える優先権を使えば、上位3,4頭を除けば望み通り出資できる可能性が高いです。

 

 

4 岡田系(ウイン、ノルマンディ)

 岡田一家の経営する大口クラブはウイン、ノルマンディの2つです。

 ウインは芝中距離以上の王道志向の馬が多く、ノルマンディはダートや芝短距離のマイナー路線志向の馬が多いです。

 馬質はウイン>ノルマンディですが、どちらもノーザン系の2つのクラブには劣り、ウインでも基本的には古馬重賞が世代最高成績ということが多いです。

 その分馬の値段も控えめで、ノルマンディは会費も月1000円+税と非常に安いです。

 競争率もそれほど高くはなく、一次募集で満口になる馬は5,6頭ですので、ほしい馬が取れないということは少ないです。

 


5 その他

 その他の主なクラブは非ノーザン社台傘下のグリーンファーム、ケイアイファーム傘下のロード、中小牧場共同の広尾、ユニオンが有名どころですね。

 この中で最近伸びているのが広尾です。

 もともと、2000口と超大口での募集だったので、一口の値段が非常に安く、しかも、2000口のうち4口無料という大盤振る舞いの新規優遇キャンペーンを開催して、大きく会員数を伸ばしています。

 気軽に一口馬主を始めたいという人にはうってつけのクラブかと思います。ただし、馬質と募集馬数は残念なレベルなので、無料で4口買える1年目以外の収支は相当厳しいということは覚悟しておいた方がいいと思います。

 

 

6 結局おすすめどこ?

 年間100万円以上(回転資金含め)購入できる資金力がある人はシルク

 最初は買いたい馬が買えなくても気長に4,5年続けられる人はキャロット

 多少高くても、良血が買いたいという人は東京サラブレッド

 ある程度選べて、ある程度勝ってほしい人は芝中距離以上はウイン、マイナー路線はノルマンディ

 とにかく少ない資金で始めたい人は広尾