バッタの一口馬主データ分析室

バッタの一口馬主データ分析室

私を楽しむ。それが競馬。

 手作業で評価した最後の年です。

 

 

 

  9月デビューのシルク馬

 

  ルミテュット(ユキチャンの23) 牝ダ1800 12着 506kg

募集時評価 C

【馬 体】

【価 格】4000万円(一口8万円)
【血 統】父ルヴァンスレーヴ×母父クロフネ
【厩 舎】萩原清厩舎 64位 29年目
【馬 格】1月23日生 478kg 予想馬体重480kg 管囲20.6cm(+0.39)
【母能力】OP 賞金1500万円 芝中距離
【繁殖力】牝系活力76pt 出産時18歳 第9仔 10-21X-3-2未
【人 気】第27位 実績予測133万円 抽優76% 一般0%

~総 評~

 白毛一族の主流ラインの一つ。

 母母からの派生に限定しても、ハヤヤッコ、ソダシ、ママコチャ、ユキチャン、メイケイエール、アマンテビアンコと、重賞活躍馬を多数輩出しており、日本の牝系の中でも間違いなく10指に入る牝系です。

 母は、牝馬限定のダート交流重賞を3勝したダート牝馬であり、その仔からダート三冠競争初年度の羽田杯を制したアマンテビアンコを出しました。その他の産駒も堅実に勝ちあがっており、繁殖牝馬としての能力は疑いようがありません。

 出産時18歳と高齢に差し掛かっているのはデータ的には厳しいところですが、16歳時の産駒からJpnⅠ馬を出しているわけですから、そこを極端に気にしなくてもいいように思います。

 父ルヴァンスレーヴがまだ出走が少ないとはいえ、パッとしない成績というのは気になるところで、ダートが強く求められる血統で牝馬というのも疑問です。

 とはいえ、この牝系に4000万円というのは、安い感じもします。

 一族はダートを中心に堅実に走る馬を出す非常に活力のある牝系で、それとかみ合う種牡馬、馬格。牝馬限定の交流重賞までたどり着けるという読みなら、面白いとおもいます。

 この牝系はいつも大人気ですが、注目されていない今回は出資するチャンスかもしれません。

 

ツアーレポート

【馬体重】 カタログ時478kg ⇒ ツアー時487kg 増減+9kg
【デビュー時予測】 500kg台
【デビュー時期】 早そう
【適性】 マイル~中距離。ダートだと思うが芝もあり得る。
【総評】
筋肉量が豊富で、かなり見映えのする馬体。この牝系の中でも特に良い方だと思う。
これだけ筋肉量が豊富なのに動きが柔らかいので、芝でもやれるのではないかと思う。ルヴァンスレーヴは全体的に本馬のような芝でもと思わせるような仔がよく出る。
ただ、さすがにこの牝系ならダートではないかと思っている。体格的にパワーも十分。
性格は人にも馬にも強い。カッとなると人に来るときもあるが、制御は十分可能で、荒いというほどではない。ちょっと神経質なところがあり、場慣れが必要な部分がある。
成長期に一気に馬体重が増えたが、そのときも足元に特段問題は生じていないので、これからも順調に行くと思う。
体高はこれぐらいでストップだと思うが、筋肉量が増えてさらに体重は増えると思う。

 

 

  フォルテアンジェロ(レディアンジェラの23) 牡芝1800 1着 442kg

募集時評価 B

【馬 体】

【価 格】3000万円(一口6万円)
【血 統】父フィエールマン×母父Dark Angel
【厩 舎】上原佑紀厩舎 95位 3年目
【馬 格】2月3日生 426kg 予想馬体重460kg 管囲20.2cm(+0.5)
【母能力】未出走
【繁殖力】牝系活力55pt 出産時6歳 第2仔 未
【人 気】第31位 実績予測115万円 抽優65% 一般0%

~総 評~

 母は愛国の未出走引退馬

 母母は英国リステッド勝馬で母母の仔からGⅠ馬1頭、重賞複数勝馬1頭と活力のある牝系。

 母の能力は未知数で、基本的には牝系に頼る形。

 母父DarkAngelは、欧州の芝スプリントGⅠ勝馬で、短距離~マイルでGⅠ馬を連発し、ついには日本への輸入馬マッドクールで高松宮記念を制しました。

 フィエールマン×欧州血統というとスピード不足がまず心配になりますが、本馬に関してその心配は無用です。母父は日本で十分通用するスピード能力を持っています。

 父フィエールマンは苦戦が続いています。やはり当初懸念されていたスピード不足と仕上がりの遅さが2歳戦の戦績の悪さに直結してしまっている感じがします。

 しかし、この配合はハマるんじゃないですか?

 父フィエールマンにスピード血統を掛け合わせるというのは、日本の芝中距離がイメージしやすいです。母が未出走引退なので確実なことはいえませんけどね。

 第2仔と走り頃の牡馬で、馬格もまあ水準、管囲も問題なし。

 ちょっと気性がきつそうな顔が好みではないですが、馬は顔じゃなくて足で走るので大丈夫でしょう。気性はツアーで確かめてきます。

 字面だけで即出資決定というほどではありませんが、ツアーでは重点的に見たい1頭です。 

 

ツアーレポート

【馬体重】 カタログ時426kg ⇒ ツアー時440kg 増減+14kg
【デビュー時予測】 480kg台
【デビュー時期】 早くはない。秋頃
【適性】 ダートマイル
【総評】
フィエールマンにしては幅があり、意外とパワータイプ。上原先生からもフィエールマンにしてはパワータイプだねという評価をもらっている。
馬群の少し後ろの当たりでパワーのある走りを見せている。
集中すると人に合わせてくれるが、少しがんこなところがあるので、その点はうまく育てていきたい。
性格的にはもしかしたら短いところが合うかもしれない。

 

 

  シルフ(プロミストリープの23) 牝ダ1400 8着 442kg

募集時評価 C+

【馬 体】

【価 格】3000万円(一口6万円)
【血 統】父ルヴァンスレーヴ×母父ヘニーヒューズ
【厩 舎】藤野健太厩舎 初年度 
【馬 格】2月1日生 414kg 予想馬体重430kg 管囲20.2cm(+1.24)
【母能力】2勝C 賞金1420万円 ダート短距離
【繁殖力】牝系活力15pt 出産時8歳 第3仔 0未
【人 気】第68位 実績予測0万円 抽優100% 一般100%

~総 評~

 母はダート短距離馬として2勝を上げて南関移籍し、南関重賞を勝利。

 しかし、その後骨折してしまい引退となりました。

 無事ならもっと活躍できたはずで、少なくとも2勝C上位レベルの力はあったと思われます。

 競争能力は高めと見てよさそうです。

 母母は、フジキセキ産駒でダート中距離で準OPまで出世した馬で、仔も基本的にはダートで活躍し、ダート重賞2勝馬プロミストウォーリアを出しています。牝系活力はそこそこ高いと見て良いでしょう。

 母はここまで、オルフェーヴル、ナダル、ルヴァンスレーヴ(本馬)とつけられており、ダート志向の馬です。昨年度のナダル産駒は1歳としては非常に馬格が大きくて(ただし、その後の成長はイマイチだった模様)、出資するか迷いましたが、ダート牝馬ということで出資を回避しました。

 母の能力が高い割には目立たない成績なので、条件的には良いのですが、今年も牝馬ですか。。。やはりダート牝馬は出資には大きな足かせです。

 また、馬格にも問題を抱えており、ダート馬として予測430kgというのは明らかに足りません。

 管囲はそれなりにあるので、成長待ちということになりそうです。

 価格もこの馬格ならもっと下げてほしいですね。

 ツアーで大きく成長していれば、一般無風で拾う枠としては悪くないと思いますが、現状では厳しいです。

 

ツアーレポート

【馬体重】 カタログ時414kg ⇒ ツアー時427kg 増減+13kg
【デビュー時予測】 440kg台
【デビュー時期】 ゆっくり
【適性】 マイルぐらい。芝でもダートでも
【総評】
歩様や走りに軽やかさがあるので、ダート一本という感じはしない。
セールスポイントは体の柔らかさや体全体で動く歩様、小柄だが大きなスライド。このあたりは芝っぽさを感じる。

 

 

  レイヒストリコ(ヒストリックレディの23) 牡芝2000 6着 492kg

募集時評価 E

【馬 体】

【価 格】4000万円(一口8万円)
【血 統】父レイデオロ×母父ネオユニヴァース
【厩 舎】黒岩陽一厩舎  
【馬 格】4月16日生 馬体重490kg 管囲21cm(+0.53)
【母能力】未出走
【繁殖力】出産時13歳 第9仔 4XX030XX-
【調 教】週5回(うち3回2本) 15-16

【デビュー予測】8月頃

~総 評~

 母は未出走馬。

 3代母にはベガ、2代母からはハープスターが出ている血統で、バリバリの血統馬ですが、母はこれまで8頭出産して中央でデビューできたのは半分の4頭。

 この牝系は虚弱体質で、走った時の上限は高めなんですが、そもそも走るところまでいかないという問題があります。

 しかし、本馬は至って順調で、週5で15-16としっかり乗り込めていますし、順調なら夏デビューの可能性もあると思います。

 馬格は490kgで管囲21cmと文句なし。

 牡馬で4000万円と標準的な価格で、この条件ならお買い得、、、

 父レイデオロか…父レイデオロ×母父ネオユニヴァースというのは、スピードに不安が残ります。

 とはいえ、レイデオロ産駒の価格はもう下がっているので、牡馬で馬の形が気に入れば候補には入る馬だと思います。

 

ツアーレポート

 なし

 

 

  サンセリテ(スウィートリーズンの23) 牝芝1600 2着 438kg

募集時評価 C 出資馬

【馬 体】

【価 格】6000万円(一口12万円)
【血 統】父コントレイル×母父Street Sense
【厩 舎】鹿戸雄一厩舎 15位 18年目
【馬 格】3月19日生 420kg 予想馬体重450kg 管囲20cm(+0.49)
【母能力】米GⅠ3勝 ダートマイル
【繁殖力】牝系活力148pt 出産時12歳 第6仔 50-10未
【人 気】第17位 実績予測292万円 抽優72% 一般0%

~総 評~

 母母からは重賞馬3頭と活力あふれる牝系で、母は、米ダートGⅠで3勝と母母の最高傑作。

 母父ストリートセンスはダーレーによって輸入されて繋養されましたが、思うような成績は残せませんでした。母父の産駒傾向としてはかなりダートに寄っています。

 母の仔はこれまでサンデーに下ろされることが多く、一流種牡馬につけられていたこともあり、6000万円~1億5000万円で募集されています。初仔に5勝馬を出しましたが、その後はパッとしません。

 母はダート馬でしたが、兄弟は日本の一流種牡馬につけられて芝を走っているので、本馬も基本は芝馬だと思います。

 コントレイル産駒はここで買っておかないと高くなってしまいそうな気もするので、何とか今年出資したいのですが、サンデーやセールに良い馬を全部持っていかれてしまい、今のところピンとくる馬に出会えません。

 本馬も、母の能力からすれば爆発の可能性は秘めていますし、ディープインパクトとの組み合わせで結果を残しているのも後押しになります。

 ただ、牝馬の6000万円ってとても重たいんですよね。それをどう考えるのかだけで、間違いなく良い馬だとは思います。

 

ツアーレポート

【馬体重】 カタログ時420kg ⇒ ツアー時434kg 増減+14kg
【デビュー時予測】 450kg台
【デビュー時期】 標準より早め
【適性】 芝中長距離
【総評】
血統的にはダートも思わせる構成だが、芝一本で良いと思う。
筋肉がそれほど多いタイプではないので、ダートではどうかと思うし、とにかくこの仔のセールスポイントは瞬発力で、0→100がとても早い。
性格的にはとても従順で、馬に対してもあたりが柔らかい穏やかな性格。そのためか、隣の馬房のシャトーブランシュと仲が良い。いつも一緒にいる。このあたりの性格はコントレイル産駒の特徴なのかもしれない。
操舵性は高そうで長距離になっても問題ない。
運動をさせたときの体の使い方がとても良い。いかにも芝馬。
いたって順調で、現状の課題は特にない。
※食事で一緒になった関係者のおすすめの1頭。ほか2頭はヴェルザンディとバラ―ディスト

 

 

  アクアマーズ(ローエキスキーズの23) 牡芝1800 2着 486kg

募集時評価 C+

【馬 体】

【価 格】2500万円(一口5万円)
【血 統】父アドマイヤマーズ×母父Oasis Dream
【厩 舎】新規開業厩舎 初年度 
【馬 格】2月4日生 476kg 予想馬体重510kg 管囲21.6cm(+0.83)
【母能力】未勝利 賞金200万円 芝短距離
【繁殖力】牝系活力53pt 出産時10歳 第6仔 0001未
【人 気】第37位 実績予測108万円 抽優74% 一般0%

~総 評~

 母母はヴェルメイユ賞勝馬で、その仔も欧州で重賞で好走するなど欧州ではそこそこ活力のある牝系です。

 母は、その第5仔で、ノーザンが購入して日本を走りましたが、未勝利で終わっています。能力は低い、あるいは日本の馬場に合っていないと見て良いでしょう。

 母父はOasisDreamで、シルクではお馴染みトレジャーステイトのお父さんです。

 母の仔は、ここまで4頭走って、中央1勝と中々厳しい繁殖成績となっています。

 母の能力的な裏付けはなく、繁殖能力も疑問となれば、母に対しては厳しい評価にならざるをえません。

 父アドマイヤマーズは、今のところ、新種牡馬の中では一番と言っても良い好調な滑り出しで、す。

 3-3-1-0-2-2はすごいです。

 今の段階で断定的なことはいえませんが、勝利した距離も1200m、1800m、1800mと幅広く、ダイワメジャーよりも距離の幅は広いのかもしれません。

 今年のシルクは、本馬1頭のみなのがとても残念。

 馬格はとても恵まれています。芝を走るにしてもダートを走るにしても注文のつかないサイズです。

 管囲も十二分で測尺の値は素晴らしいですね。

 本馬は母の低評価と父の高評価をどう消化するのかが難しい馬です。

 私は、牡馬で2500万円とシルクの中ではかなり安価なことを踏まえれば、父アドマイヤマーズを信じて買える馬かなと思います。

 いずれにせよツアーで見極めたいです。

 

ツアーレポート

【馬体重】 カタログ時476kg ⇒ ツアー時486kg 増減+10kg
【デビュー時予測】 490kg台
【デビュー時期】 早い
【適性】 短距離。1600がギリギリ
【総評】
アドマイヤマーズはスピード能力と走りの軽さがよく出るので、母の仔はこれまでダートだが、この仔は芝だと思う。
アドマイヤマーズはノーザンでも評価が高く、終いの脚もしっかりつかえるので、ダイワメジャーよりも距離の融通が効くのではないかという評判。
体力があり、調教も早くから積めると思うので、デビューは早いと思う。
飼い食いもよく、内臓面の強さを感じる。
現状は足の長さなどからピッチ走法で短距離かなと思うが、体高が伸びてくれば、マイルまではこなせると思う。マイルまでこなせれば選択肢が広がる。

 

 

  シュガーシャック(スイートセントの23) 牡芝1800 10着 474kg

募集時評価 B

【馬 体】

【価 格】3500万円(一口7万円)
【血 統】父リアルスティール×母父ワークフォース
【厩 舎】古賀慎明厩舎 82位 20年目
【馬 格】3月1日生 437kg 予想馬体重480kg 管囲20cm(-0.21)
【母能力】2勝C 賞金2530万円 芝マイル
【繁殖力】牝系活力35pt 出産時7歳 第1仔 
【人 気】第45位 実績予測86万円 抽優100% 一般7%

~総 評~

 母母は、京都牝馬S勝馬で、その他の重賞で何度も好走した競争能力の高い馬でした。

 牝系も、叔父にアーリントンC勝馬がいます。また、若干遠いですが、3代母からはカレンミロティックなど重賞活躍馬が多く出ています。活力は十分でしょう。

 母は、父ワークフォースの芝マイル2勝馬で能力はそこそこ。2勝クラスでも2着が1回あります。

 父リアルスティールは、これまで派手な活躍は見せていませんが、母父Stormcatのおかげか、思いのほかダートでも走れる産駒を出し、勝上率は上々。

 ダートで大物を出しましたが、芝でもどこかで大物を出しそうな気配はあります。

 価格も控えめでそこまで人気にもならなそうなので、今年は狙い目だと思っています。

 血統的には、ワークフォースがネック。欧州中長距離馬の典型で、日本ではスピードが足りません。

 ワークフォースは、BMSとしてはダート馬を出したりもするので、もしかしたらダートもあるかもしれません。

 カタログに芝・ダート問わずと書いてあるのは少し心配な要素です。中途半端な馬になっていないのかツアーで見極める必要があります。

 馬格、管囲いずれも十分で、数字上は特に問題ありません。

 あまり人気になっていませんが、活力のある牝系の牡馬で3500万円は、今のシルクならお買い得に感じます。中実績で一般で拾う枠としては良い馬ではないでしょうか。

 

ツアーレポート

【馬体重】 カタログ時437kg ⇒ ツアー時444kg 増減+7kg
【デビュー時予測】 460kg台
【デビュー時期】 標準
【適性】 芝1400~1600
【総評】
リアルスティールというと、硬いイメージがあると思うが、本馬は母父ワークフォースのゆるさが合わさって、そこまで堅さは感じない。そのため、芝にでるかダートにでるかは6:4で芝かなと思っている。
性格的には大人しくて従順。若干初日はイレこんだが、後半になると落ち着きを取り戻し、学習能力は高いと思う。
課題としてはリアルスティールの割には柔らかいとはいえ、若干前捌きがかたいので、調教と共にそれが解消してくれればと思っている。それが解消されれば完全に芝だと思う。

 

 

  ティタノマキア(タイタンクイーンの23) 牝芝1600 3着 458kg

募集時評価 E

【馬 体】

【価 格】6000万円(一口12万円)
【血 統】父エピファネイア×母父Tiznow
【厩 舎】池添学厩舎 19位 11年目
【馬 格】3月9日生 437kg 予想馬体重460kg 管囲20.1cm(+0.31)
【母能力】米未勝利
【繁殖力】牝系活力80pt 出産時18歳 第8仔 2-26--4X22-未
【人 気】第36位 実績予測108万円 抽優100% 一般4%

~総 評~

 母は自身は米国未勝利ながら、仔は走れば複数勝利の超優良繁殖で、なんと重賞馬を4頭出しています。

 走れば2勝以上。重賞馬連発。このレベルの繁殖はそうそうお目にかかれません。

 母母からも重賞馬が出ており、母が未勝利だというのは気にする必要はないかと思います。

 エピファネイアはSSクロスもSSクロス無もどちらも結果を出していますね。

 母が素直に父の良さを活かす繁殖なので、芝中距離が期待されるところです。

 馬格は標準よりもやや小さめですが、問題なく、管囲も牝馬ならこんなものでしょう。

 母高齢ということもあり、データ的にはあまり推せないところではありますが、良い馬だとは思います。

 

ツアーレポート

【馬体重】 カタログ時437kg ⇒ ツアー時455kg 増減+18kg
【デビュー時予測】 470kg台
【デビュー時期】 秋頃
【適性】 芝中長距離
【総評】
放牧地での動き、馬体のバランスがとても良い。
放牧地ではいつも群れの前の方で走っている。
芝クラシックを意識する1頭
この牝系なので、我の強さが出ることはあり、初日も少しだけイレこんでいたが、すぐに落ち着いたように学習能力は高い。
厩舎長もタイタンクイーンの仔の中で一番の出来、俺が欲しいと言っていた。
課題を上げるなら、母が18歳のときの仔であるということと、この牝系特有の足元の問題。
ただ、いまのところ健康面での不安はないし、兄よりも順調にいけるのではないかと思っている。

 

 

  サンデースマッシュ(サンデースマイル2の23) 牡芝1600 4着 450kg

募集時評価 E

【馬 体】

【価 格】2500万円(一口5万円)
【血 統】父ダノンスマッシュ×母父サンデーサイレンス
【厩 舎】嘉藤貴行厩舎 99位 3年目
【馬 格】2月9日生 397kg 予想馬体重440kg 管囲19.9cm(+0.71)
【母能力】未出走
【繁殖力】牝系活力95pt 出産時20歳 第12仔 73211-222X1X-
【人 気】第46位 実績予測85万円 抽優100% 一般4%

~総 評~

 母は英国産のサンデーサイレンス産駒という珍しい出自で、英国で1勝。

 母母は英国、仏国でそれぞれ重賞を1勝し、仔からも重賞馬を出すなど、牝系活力は十分です。

 しかし、母母の初年度産駒は、父RainbowQuestですか、、、時代を感じます。

 母は、初年度にチャレンジC勝馬フルーキーを出し、それ以降は大物は出さないものの、中央デビュー馬はすべて中央勝利を上げるという離れ業。繁殖能力は高く、1勝馬ながら母母からの活力をしっかり引き継げていると見て良いでしょう。

 父ダノンレジェンドは、ロードカナロアの正統後継で、5歳暮れ~6歳春に香港スプリントと高松宮記念を連勝しており、晩成傾向が伺われます。ロードカナロア×ダンジグのスピード血統にスピード血統を掛け合わせた馬で、ロードカナロア以上に短距離に寄りそうです。

 昨年度はダイワメジャーでカタログ発表時は馬格が小さかったのですが、ツアー時までに馬体重を盛りに盛って話題となりました。

 本馬は、予測440kgとやや小さめです。この馬格ならまあ管囲はこれぐらいあれば大丈夫です。

 高齢出産ということもあり、評価値は低めですが、とにかく堅実に走る馬を出す母なので、2500万円なら悪くない気がしますね。

 

ツアーレポート

【馬体重】 カタログ時397kg ⇒ ツアー時410kg 増減+13kg
【デビュー時予測】 450kg台
【デビュー時期】 遅くはない
【適性】 芝短~マイル
【総評】
兄弟が結果を出しており、兄弟たちとよく形が似ていると思う。
嘉藤先生からもバランスの良い馬体だと評価を受けている。
性格的には、馬に対しては結構やんちゃするところがある。人に対してはとにかく構ってちゃんで、なでてほしくて頭を寄せてくる。
若干チャカチャカしやすいところはあるが、人に意識が向く仔なので、そこは問題ないと思っている。
※さいかわ選手権断トツの優勝。とんでもない人懐っこさ。近くに人が寄ってくると、頭を寄せてなでて~ってくる最高にかわいい仔でした。

 

 

  答え合わせまとめ